第7話 ページ8
(山田)
───1週間後。
わざとじゃないんだろうけど、知念と薮ちゃんに傷をえぐられて、その場所に向かう俺の足取りは重かった。
知「涼介!」
角を曲がると現れたのは、門扉の前で家を眺めていた知念。俺に気づくと、手を振って駆け寄ってきた。
俺も手を振り返す。
知「意外とまだ綺麗なんだね」
俺たちの思い出の場所は、昔とそのままの姿を残していた。
岡「お!山ちゃん!」
家の中から出てきたのは圭人。彼の笑顔も変わっていない。
岡「めっちゃ久しぶりだね!今、花屋さんやってるんだって?」
山「うん。まだ知念と薮ちゃんしか来たことないけど」
岡「教えてくれればすぐ行くのに!」
こういう優しさも、あの時と同じだ。
そんなところへ
薮「おお、来てたのか」
スーパーの袋を両手に抱えた薮ちゃんが門の前に立っていた。
薮「入らないのか?もうみんな中にいるぞ」
山「ごめんごめん。袋、1個持つよ」
薮「ああ、さんきゅ」
今日集まった場所。
それは俺たちが育った場所。
そしてあの忌々しい事件が起きた場所。
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おみくじ結果は「末凶」でした!
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Pocky(プロフ) - 槿さん» 槿さんありがとうございます!是非最後までお付き合いくださいm(__)m (2018年2月9日 7時) (レス) id: eb2c980ab8 (このIDを非表示/違反報告)
槿(プロフ) - 面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2018年2月9日 0時) (レス) id: dcd6098eeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポッキー | 作成日時:2017年12月19日 18時