第47話 ページ48
(二宮)
櫻「は……?」
突然押しかけてきた威圧感の強い男たち。
驚愕の知らせに全員が硬直した。
二「ちょっと待ってください、どういうことですか?」
『だから、言葉の通りです。この事件は公安の方で預かることになりました』
櫻「何でですか!ここまで捜査続けたのに全て渡さないといけないってあり得ないじゃないですか!」
翔ちゃんも珍しく声を荒げている。
薄々勘づいていたけれどこの事件、何かがおかしい。
犯人が切れ者とか、そういうのではなく、大きな組織が裏で暗躍している。
じゃなきゃこんな時期に捜査班のチェンジ、ましてや公安なんて登場するわけがない。
事件が握り潰される。
直感でそう感じた。
『決定事項ですからあなた方がどうあがいても変わることはありません! 早く捜査資料を渡してください!!』
自由気まま、ゆるーく、やるときは真面目になんてスタンスで何年も捜査してきたこの課。
怒号が飛び交うことは、当然初めてだった。
松「ったく……」
Jの小さな舌打ちの後、皆が不満な顔を浮かべてのそのそと動き出す。
『こんなに被害者が出ているのに解決できないあなた方の代わりに捜査するんです。こっちの方が良いじゃありませんか』
……じゃあとっとと犯人捕まえてみろよ。
知ってんだろ、公安は。
誰が犯人なのかを。
完璧すぎるのって、逆に怪しいんだよ。
完璧すぎて、逆に特定の誰かしか作り出せない状況が出来上がったりする。
警察の内部に、この事件の犯人はいるんだろ。
小汚いことやってないで、刑事なら犯人、捕まえてみろよ。
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Pocky(プロフ) - 槿さん» 槿さんありがとうございます!是非最後までお付き合いくださいm(__)m (2018年2月9日 7時) (レス) id: eb2c980ab8 (このIDを非表示/違反報告)
槿(プロフ) - 面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2018年2月9日 0時) (レス) id: dcd6098eeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポッキー | 作成日時:2017年12月19日 18時