第39話 ページ40
(松本)
『ご苦労様です』
ニノが帰ってきたのを見て、俺は相葉くんと現場に来ていた。
立入禁止のテープだけが張られた現場は閑散としている。
松「すみません」
管理人「はい」
松「少しお聞きしたいことがあるのですが」
管理人「ちょっと待ってください」
ドアが開く。
現れたのは茶色いベストを着た中年の男性。
管理人「あ、警察の方ですか」
松「そうです。犯人らしき人物を目撃されたんですよね？」
管理人「はい、そうです。知らない人がそこの階段を降りていったんでね。なんかおかしいなーとは思ってたんですよね」
松「監視カメラの映像を見せていただきたいんです」
管理人「なるほどね。どうぞ、お入りください」
管理人室の中に入って、男性はパソコンを操作し始めた。
管理人「えーと、昨日の夜9時……」
管理人さんが呟いた時間は、死亡推定時刻と一致している。
彼が目撃した人物は、犯人の可能性が高そうだ。
管理人「あれ、おかしいな……」
相「あります？」
管理人「9時ぐらいだったと思うんですけどねー」
パソコンの画面を覗きこむと、右下に表示されている時刻は20時30分。
そこから1時間、早送りで見ると、カメラには怪しい人物はおろか、誰一人として映っていなかったのだ。
松「監視カメラってどこに設置されてます？」
管理人「えーと、玄関に2つ、各階に1つずつですかね」
相「このマンションの内部の図もらえますか？」
松「あ、あと一応監視カメラの映像の提出もお願いします」
きっと今ごろ、ニノは不機嫌に無意味な指紋鑑定をやらされていることだろう。
ニノには有益なお仕事をしてもらわなきゃ。
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Pocky(プロフ) - 槿さん» 槿さんありがとうございます！是非最後までお付き合いくださいm(__)m (2018年2月9日 7時) (
レス) id: eb2c980ab8 (このIDを非表示/違反報告)
槿(プロフ) - 面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2018年2月9日 0時) (レス) id: dcd6098eeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポッキー | 作成日時：2017年12月19日 18時
