レイターズのひみつへいき＊

episode38＊ ページ39

ひとりで悶々と考え事をして、Aの事で頭もいっぱいで少しムラムラしていた頃←









『あちぃ〜、出たよ〜』






かめむし「ひゃい！？」







『えっ、なんだよー笑』






かめむし「ちょっ、服！露出多い！」








覚悟を決めていた時にこれだ...






綺麗で白い手足に、服の隙間からは綺麗な肌を覗かせていて、まるで陶器みたいだった。






『ごめんって、暑くてさ』







なんて言いながら隣に座って、ジュースを飲んでいる。






かめむし「も〜...」






こいつ...俺の気も知らないでジュースなんて飲みやがって...！(別にいい)







『ん...？ ちょっと、わっ！』







ちょっと意地悪したくなって、俺はソファーにAを押し倒した。







『ねぇ、なに？』






こっちから近づいたくせに、少々距離感にビビってしまいそうになる。






負けるなかめむし！頑張れかめむし！







かめむし「お、俺だって...！男の子.....やし、こっちこそ、からかわんといて...」





自分でもわかる。




声ちっせぇ〜〜...！






濡れた髪、潤んだ目、上目遣い。






何が起こってるかわからない、というふうにAは俺を見つめてる。これは生殺しやって〜！






でも、またいつもの表情に戻ると、Aは俺の顔を引き寄せて、







『ちゃんと、目見てはっきり言ったら？』






と、微笑を浮かべて囁かれた。






『あと、からかってないから』






かめむし「えっ、A...」







『おやすみ』









またやられてしまった...。





どこにいても、一際輝く美少女。





やっぱり一筋縄では行かないみたいです。

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