42 帰宅記録 ページ42
｢A〜〜〜！！！！！
ただいま！！！帰ってきたよ！！！｣
部屋を開けると、むさくるしい男しかいなかった。少し、いや、だいぶガッカリ。
へきほー｢おかえり！｣
｢あ、うん、ただいま。｣
正直な性格が災いして、すぐに態度に出てしまうこの冷たさ。普通にごめん！
相馬｢Aちゃんなら部屋だよ〜｣
｢さんきゅ！｣
すぐにAの部屋に向かって、勢いよくドアを開ける。
｢ババーン！！｣
『自分で効果音つけるの違うだろ。』
｢会いたかったァ...｣
俺はAの顔に頬ずりをする。
ほっぺたスベスベだよぉ...A...
なんにも反応しないAを不審に思って、顔をちらっと見てみると、
『私の方が絶対会いたかった...』
と、呟いた。
僕を殺す気ですか？女神様。
そして、ぎゅっと抱きしめられた。
『マホトがいなくて不安だった
みんなにたくさん気も遣わせちゃって、
マホトがいなきゃダメな自分に気づいて、
でも、マホトが家を開けたりすることは、これから先ずっと変わらないから、待てるようにこれから頑張るよ。
ね、これからもずっと一緒にいてね？』
｢プロポーズ？｣
『違うもん、バカ』
Aの言うことが心に刺さりながらも、
いい匂いだなぁ、なんて下らないことを考える。
そんな俺は、間違いなく大バカ野郎だな。
｢A、プレゼント持ってきたよ。｣
『なに？服？』
｢なんで服だよ。なんか服に思い入れでも？｣
『いゃ...』
なんてどっちつかずな顔だ。
｢ジャーン。これでーす。｣
出したのは二枚の紙切れ。
『これって！』
｢そう！沖縄行きのチケットでーす！
明後日出発でーす！見せるの忘れてました！｣
『忘れんなよ笑』
Aは大事そうにチケットを持ち上げ、キラキラした目で、それを見つめていた。なんて可愛いんだ。
｢嬉しい？｣
『うん、すごく！』
｢楽しみだね？｣
『うん、とても！』
語彙力が無くても、喜んでくれてるAの姿を見れているだけで幸せで、
君の笑顔のためだったら、
俺はどんなことでも頑張れそうだよ。
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
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れいすた(プロフ) - はなまるさん» こちらこそ、参加させて頂き、ありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです！これからも頑張ります(><)！ (2017年8月27日 18時) (
レス) id: 4bc4d20f37 (このIDを非表示/違反報告)
はなまる(プロフ) - イベントへの参加、ありがとうございます。作者様は、とても文才のある方なんですね!!読んでいて、こっちがハラハラしたり、ドキドキしたりしちゃいました笑 この作品は完結してしまいとても残念ですが、他の作品で期待しています!! (2017年8月27日 7時) (レス) id: 1e922f1536 (このIDを非表示/違反報告)
れいすた(プロフ) - りんごあめさん» ありがとうございます！続き書きたいですね！その時はまた楽しみにしていて下さい！ (2017年8月13日 23時) (レス) id: 4bc4d20f37 (このIDを非表示/違反報告)
れいすた(プロフ) - 陽花里さん» ありがとうございます！他の作品読んで頂けてるなんて...！嬉しいです！がんばりますねっ (2017年8月13日 23時) (レス) id: 4bc4d20f37 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!このお話の続きがとっても気になります!!www (2017年8月13日 10時) (レス) id: 399cf92646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいすた | 作成日時：2017年7月2日 2時
