38 休養記録 ページ38
｢ふぁあ...｣
目を覚ますと、Aが隣でまだ寝息をたてている。めらずしいな...
昨日は少しいじめすぎちゃったかな、なんて思いながら、Aの髪を撫でた。
『はぁっ...マホト...』
｢ん、え、どした？｣
『熱...あるかも...』
Aのおでこに触れると、熱を持っていて、息も少し上がっている。
｢ちょっと、待ってて！｣
おでこをタオルで冷やして、作ったおかゆ(相馬が)を横に置く。
｢ご飯、食べれる？｣
『ん...食べたい』
食欲があるなら一安心だな、
Aの身体をゆっくりと起こし、腕で支えると、口元にスプーンを運ぶ。
『ありがと...』
｢ふふ、おいしい？｣
『ん、相馬さんかな？』
｢よくわかったね笑｣
普段こんなことできないから、Aを思いっきり甘やかしてあげられる今日は大吉だ。間違いない。
『ごちそうさまでした、マホトありがとう』
｢ううん｣
弱々しく笑うAを見てると、なんだか、とても愛おしい。
｢A、好きだよ｣
『私も...』
ふたりで強く抱きしめあった。
『キスは...だめ、ん』
Aの熱い口内に舌を滑らせると、その温度が俺にまで伝わってきそうだった。
『はぁ...バカ。ダメだよ...』
｢ごめんごめん笑｣
涎を拭っで涙目で見つめるAは可愛くて、つい、｢も〜かわい〜！｣と、オカマのような声を出してしまった。死にたい。
｢そうだ、A｣
『ん？』
｢Aの体調が良くなったら、綺麗な海があるところに行こう。そうだな、沖縄とか！｣
『いいなぁ、楽しそう。』
｢それで、二人で旅行行こう。俺が連れて行ってあげるから。｣
『絶対ね！約束。』
｢ん、約束。｣
ラッキーアイテム
REBERTASTシャツ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 274人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れいすた(プロフ) - はなまるさん» こちらこそ、参加させて頂き、ありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです！これからも頑張ります(><)！ (2017年8月27日 18時) (
レス) id: 4bc4d20f37 (このIDを非表示/違反報告)
はなまる(プロフ) - イベントへの参加、ありがとうございます。作者様は、とても文才のある方なんですね!!読んでいて、こっちがハラハラしたり、ドキドキしたりしちゃいました笑 この作品は完結してしまいとても残念ですが、他の作品で期待しています!! (2017年8月27日 7時) (レス) id: 1e922f1536 (このIDを非表示/違反報告)
れいすた(プロフ) - りんごあめさん» ありがとうございます！続き書きたいですね！その時はまた楽しみにしていて下さい！ (2017年8月13日 23時) (レス) id: 4bc4d20f37 (このIDを非表示/違反報告)
れいすた(プロフ) - 陽花里さん» ありがとうございます！他の作品読んで頂けてるなんて...！嬉しいです！がんばりますねっ (2017年8月13日 23時) (レス) id: 4bc4d20f37 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!このお話の続きがとっても気になります!!www (2017年8月13日 10時) (レス) id: 399cf92646 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れいすた | 作成日時：2017年7月2日 2時
