13 告白記録 ページ13
｢俺じゃ、ダメかな？｣
『っ、な...！』
かあああぁぁあと、自分の耳まで真っ赤になっているのがわかる。
『マ、マホト？』
｢ん？｣
『からかわ、ないでよ。』
｢弱ってるとこ漬け込むなんて、最低かな。
そんな事までして付き合いたいって思うくらいには本気だよ。｣
『なんで...』
｢俺とAが出会ったのって偶然じゃないんだよ。｣
『どういうこと？』
｢俺が大学へ撮影に行った時、Aを見つけてさ。なんだろ、一目惚れだった｣
｢そんで、Aの先輩と俺が友達だから、無理やりライブ連れてこさせちゃった、ごめん｣
だからあの日先輩は半ば強制的に
私をイベントへ来させたのか...なるほど。
ごめん、なんて無邪気に笑うから、
私の心臓はバクバクしっぱなしだった。
『がっかり、しなかった？』
｢しないよ、ばーか笑｣
私は、どうすればいいのかな。
｢ねえ、俺と付き合ってよ｣
『...』
『マホト、私は、まだ未練たらたらかもしれない。そんな状態でマホトと付き合うことは、とても失礼な事だって思う。』
『だから、もう少し待ってほしい...。
私が吹っ切れて、前向きになって、マホトのことをもっと知って、仲良くなって...』
『そしたら、考える。それじゃダメ？』
こんなにカッコよくて、人気なアーティストで
ファンもたくさんいて、素敵な人なのに、
私なんかがこんなこと言ったら愛想尽かされてしまうんじゃないかな。
私はぎゅっと目をつぶった。
｢ん...納得。
俺、Aのそういうとこ、すげぇ好き。｣
『またそんなこと言って...』
｢俺、いつまでも待ってっから！｣
『...うん、ありが、とう』
｢...じゃ！今日は帰るかー！｣
その日は、マホトと別れて、お互い家へ帰った。
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れいすた(プロフ) - はなまるさん» こちらこそ、参加させて頂き、ありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです！これからも頑張ります(><)！ (2017年8月27日 18時) (
レス) id: 4bc4d20f37 (このIDを非表示/違反報告)
はなまる(プロフ) - イベントへの参加、ありがとうございます。作者様は、とても文才のある方なんですね!!読んでいて、こっちがハラハラしたり、ドキドキしたりしちゃいました笑 この作品は完結してしまいとても残念ですが、他の作品で期待しています!! (2017年8月27日 7時) (レス) id: 1e922f1536 (このIDを非表示/違反報告)
れいすた(プロフ) - りんごあめさん» ありがとうございます！続き書きたいですね！その時はまた楽しみにしていて下さい！ (2017年8月13日 23時) (レス) id: 4bc4d20f37 (このIDを非表示/違反報告)
れいすた(プロフ) - 陽花里さん» ありがとうございます！他の作品読んで頂けてるなんて...！嬉しいです！がんばりますねっ (2017年8月13日 23時) (レス) id: 4bc4d20f37 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!このお話の続きがとっても気になります!!www (2017年8月13日 10時) (レス) id: 399cf92646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいすた | 作成日時：2017年7月2日 2時
