19:幸福 ページ19
Aｓｉｄｅ
pk「やぁ、僕はぴくと！」
「一応この国の王様……的な人だよ〜」
あ、れ……？
この人が王だったのか。
っていうか、王様が敵国に潜入しちゃって大丈夫だったのかな。
駄目だったのでは。
A『……王様がここになんのようです？』
そう言うと、私は王様をにらんだ。
私を始末するなら、部下に殺させるはず。
なのに私は生きている。
……つまり、こいつが私を生かせと命令したのだ。
あちらに利益は無いはずなのに、何故。
すると、王様は優しい目を私に向けた。
pk「君を解放しに来たんだ。」
か、解放……？
今捕まったばっかりなのに？
きょとんとしている私に、王様は言った。
pk「君には…、いや、Aには幸せな人生を送って欲しい。」
幸せな人生……。
今、私は幸せだ。
仲間に悪口を言われても、暴力を奮われても、側にいられるだけで幸せ。
例え笑えなくても……。
…？幸せ、だったっけ。
だんだんわからなくなってきた。
あの時の私って幸せだっただろうか。
幸せ……。
私、幸せだったっけ。そもそも、幸せって何だっけ。
A『幸せ……。』
pk「あ、な、何か変な空気なっちゃったね！でも断じて違うから！うん！！」
私が幸せについて考えていると、王様がいきなり早口で喋りだした。
何が違うのだろう。
耳が赤くなってるが、大丈夫なのだろうか。
それにしても王様は面白い。
未だにせかせかと慌てふためいている王様。
まるで小動物みたいだ。
A『……っw』
気付けば笑っていた。
周りを気にせずに笑えたのは久しぶりだなぁ。
いつも私の周りには冷たい視線があったから。
だから、辛かった。
……そうか、私は幸せじゃなかったんだ。
幸せになりたくて、辛い事を幸せだと思い込んで、自分を保っていた。
でも今は違う。
楽しい。こうして笑えるのが。
心からそう思う事が出来た。
これも全部王様のおかげだ。
A『……王様、ありがとう。』
こうしてまた笑えて、私は幸せだよ。
続く (更新停止中)
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三ッ天(プロフ) - ゆきなさん» まだそういう細かい部分は決めていませんが、出来れば有能でやりきりたいな〜と思ってます。あくまでも思っているだけなので、今後どうなるかはまだあやふやですね。紛らわしくてすみません() (2020年1月4日 22時) (
レス) id: 103586ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - あの答えられない質問ならいいですが夢主は本当は有能ですか? (2020年1月4日 16時) (レス) id: 92cea730a2 (このIDを非表示/違反報告)
三ッ天(プロフ) - テイルさん» いやいや、全然大丈夫ですよ！むしろ私の方がふざけている気がs((( (2020年1月3日 13時) (レス) id: 103586ae82 (このIDを非表示/違反報告)
三ッ天(プロフ) - マヨネーズさん» 私も転生系の小説、好きですよ！今度書いてみようかな……ﾎﾞｿｯ (2020年1月3日 13時) (レス) id: 103586ae82 (このIDを非表示/違反報告)
テイル - 馬鹿って言ったやつ！！！お前の方がバーカ！！よし、来世でまた会おう((キラン またまたふざけましたすみません (2020年1月3日 4時) (レス) id: c7122b4891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三ッ天 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/52f4de7fc61/
作成日時：2019年12月24日 10時
