彼を初めて知ったのは ページ7
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さて、一人だし特にやることもないし、ダンスでもしに行こう。
手早く朝食を片付けて、シューズや服の準備をして、いつも通ってるレッスン教室へ向かう。
ジンさんがアイドルだと知ったのは少し前。
2015年、冬休みが終わり、小学五年生の生活がもう少しで終わりを迎えようとしていた時。
朝学校へ着くと、同級生の女子たちがアイドルの話で盛り上がっていた。
今から少しだけ当時の思い出話をしようと思う。
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..
...
「私はグクが好きなんだけどー。」
「私は絶対テテ！あの顔面に惚れないわけがない。」
「私はシュガかなぁ。なんか見ててほんわかする。」
「私はホビの明るさに元気貰ってる！」
教室へ入った時にクラスの女子たちが話していた中から聞こえた単語。
グク、テテ、シュガ、ホビ…？えっと、人の名前かな。
聞きなれない単語だからか頭に何も入ってこない。
とにかく、今はそんな名前の人達が流行ってるんだなぁ、と思いながら自分の席へ座る。
「あっ、Aおはよう！ねぇAはBTSの中なら誰が好き!?」
おっと、急に私に話が振られた？
どうしよう。
とりあえず皆の話している人がBTSということは分かった。
でも、
「…BTSって、なに？」
私の脳内にBTSという人達の知識は微塵も無かった。
「嘘、知らないの!? 去年の六月に日本デビューした大人気の韓国のアイドル！来月には日本でライブの公演もあるんたから！」
「A本当に知らないの!?」
話の勢いと大きな声量に身体がついていけず、キーンと耳鳴りが。それに伴い頭もなんとなく痛く感じる。
そうか、韓国の人だから聞きなれない名前だったんだ。
「うん、全然知らなかった。どんな人が居るの？ 」
そう聞けば、待ってましたと言わんばかりに先程まで見ていただろう物を目の前に突きつけられた。
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ふふふ - おもしろーい！ (2022年1月16日 13時) (
レス) @page24 id: ac3b07a813 (このIDを非表示/違反報告)
ルン - とっても面白いです＾＾これからも楽しみにしております！ (2021年11月16日 1時) (レス) @page2 id: 169ec3d566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2021年11月13日 11時
