検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:86,885 hit

ページ16

NJ side






YG「ふは、やっぱりそうだよなぁ。日本人離れした顔だった。うちの事務所ヨジャアイドルデビューさせる気ないかな。」


HS「Aちゃんがもしアイドルになるとしたら、他の事務所に取られないよう何としても阻止しないとね!」


YG「あの容姿であのポテンシャル。逃したくないよな。」





あれ…この二人、Aさんがアイドルになる方向で話を進めている気がする。





「二人とも、何話してるんですか…?」


HS「え?聞いて分からない?万が一、Aちゃんがアイドルになりたいと言ったら、僕たちの事務所が掻っ攫うんだよ!」


YG「本人はダンサー希望らしいけど、メインになれる可能性は十分にある。」


HS「僕もそう思います、ユンギヒョン!」





…困った。いつの間にかこの二人も二人の世界に入ってしまった。





JN「だから何回見たいと言っても見せません!」


JK「横顔くらいいいでしょう!」


JM「そーだ!そーだ!」


TH「そーだ!そーだ!」


JN「だからダメだって言ってるでしょ!」





YG「まずは韓国に来てもらわないとだな。」


HS「それより先にアイドルに興味を持ってもらわないと。」





今日は、本当に収集がつかなそうだ。





「運転手さん、騒がしくてすみません。」


運転手「いえいえ、皆さん今日も元気そうでいい事じゃないですか。」


「ありがとうございます。そう言って貰えて嬉しい限りです…。」





今日は運転手さんの優しさに救われた。


ふうと一言溜息を吐き、未だに言い合いを続けるジニヒョンの方をふと隣を見る。


すると、何やらガタガタと音を立て窓を開けている瞬間を捉えた。


今度は一体何をしようとしているんだろう。





JN「Aー!ジンさんは今日も一日頑張るからねぇー!また電話しようね!愛してるよ!」





雲ひとつない青空に、ジニヒョンの声が吸収されていく。


窓を開けると、車のエンジン音や鳥のさえずりがより鮮明に聞こえた気がする。


車の中に入る風もひんやりとしてどこか心地よい。


もう、9月も終わりに差し掛かっている。


この吹いてくる風は、秋風と言っていいだろう。


歩道を行き交う人々が、少しだけこちらに振り向いた気がするが…今日は気付かなかったことにしよう。





我らが長男キムソクジンは、本日もAさんへの愛が爆発しています。






両親からの連絡は→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (182 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
635人がお気に入り
設定タグ:ENHYPEN , BTS , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふふふ - おもしろーい! (2022年1月16日 13時) (レス) @page24 id: ac3b07a813 (このIDを非表示/違反報告)
ルン - とっても面白いです^^これからも楽しみにしております! (2021年11月16日 1時) (レス) @page2 id: 169ec3d566 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルナ | 作成日時:2021年11月13日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。