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NJ side
YG「ふは、やっぱりそうだよなぁ。日本人離れした顔だった。うちの事務所ヨジャアイドルデビューさせる気ないかな。」
HS「Aちゃんがもしアイドルになるとしたら、他の事務所に取られないよう何としても阻止しないとね!」
YG「あの容姿であのポテンシャル。逃したくないよな。」
あれ…この二人、Aさんがアイドルになる方向で話を進めている気がする。
「二人とも、何話してるんですか…?」
HS「え?聞いて分からない?万が一、Aちゃんがアイドルになりたいと言ったら、僕たちの事務所が掻っ攫うんだよ!」
YG「本人はダンサー希望らしいけど、メインになれる可能性は十分にある。」
HS「僕もそう思います、ユンギヒョン!」
…困った。いつの間にかこの二人も二人の世界に入ってしまった。
JN「だから何回見たいと言っても見せません!」
JK「横顔くらいいいでしょう!」
JM「そーだ!そーだ!」
TH「そーだ!そーだ!」
JN「だからダメだって言ってるでしょ!」
YG「まずは韓国に来てもらわないとだな。」
HS「それより先にアイドルに興味を持ってもらわないと。」
今日は、本当に収集がつかなそうだ。
「運転手さん、騒がしくてすみません。」
運転手「いえいえ、皆さん今日も元気そうでいい事じゃないですか。」
「ありがとうございます。そう言って貰えて嬉しい限りです…。」
今日は運転手さんの優しさに救われた。
ふうと一言溜息を吐き、未だに言い合いを続けるジニヒョンの方をふと隣を見る。
すると、何やらガタガタと音を立て窓を開けている瞬間を捉えた。
今度は一体何をしようとしているんだろう。
JN「Aー!ジンさんは今日も一日頑張るからねぇー!また電話しようね!愛してるよ!」
雲ひとつない青空に、ジニヒョンの声が吸収されていく。
窓を開けると、車のエンジン音や鳥のさえずりがより鮮明に聞こえた気がする。
車の中に入る風もひんやりとしてどこか心地よい。
もう、9月も終わりに差し掛かっている。
この吹いてくる風は、秋風と言っていいだろう。
歩道を行き交う人々が、少しだけこちらに振り向いた気がするが…今日は気付かなかったことにしよう。
我らが長男キムソクジンは、本日もAさんへの愛が爆発しています。
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ふふふ - おもしろーい! (2022年1月16日 13時) (レス) @page24 id: ac3b07a813 (このIDを非表示/違反報告)
ルン - とっても面白いです^^これからも楽しみにしております! (2021年11月16日 1時) (レス) @page2 id: 169ec3d566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルナ | 作成日時:2021年11月13日 11時