レンタル彼氏〜Nissy〜 続編

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20XX年 9月。
愛しい愛しい息子が誕生しました。


「隆ジュニ」

「その呼び方やめろって」

「じゃあ決めてよ」

この子の一生ものの名前をつけなければなりません。


「責任重大で決められないよ！」

「だったら赤ちゃんてよべ！」

「ダメダメ！そんなのいっぱいいるもん。隆弘にそっくりだから隆弘ジュニア！略して隆ジュニ！」

「ビビッとこねーの？なんかさ」

「隆弘の漢字のどっちかは取りたいと思ってるよ」

「おれ？」

「うん。隆弘ジュニアだからね。いい男になるに違いない」


「恥ずかしいこと言ってる自覚ある？」

「かっこいいって言ってるのわかんないの？マザコンにするよ？」


「マジでやめて」


「いーじゃん！どうせ中学生くらいになったら無視とかされちゃうもん。ちっちゃいうちくらい！」

「ダメダメ。俺の血が入ってるもん。無視とかぜってぇねーし。俺のライバルが息子とか嫌だから」





「ねぇ、恥ずかしいこと言ってるの自覚ある？」


「え？」





わたしの旦那は


さらっと恥ずかしいことをサラッと言ってしまう旦那です。

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