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恋のキューピット 2 ページ17

「もし、こういうふうに提示されたらって思うと…」

「お前、バカ?そしたら言い返せばいいだろ」

「え、でも嘘になりません?」

「嘘じゃないだろ、こっちの注意事項を先に言ってんだから」

「たしかに!そうですね…!!やっぱり他の先輩と違うのはここなんでしょうね!!」


リビングで話し合うのを邪魔しないようにXXと遊ぶ。
仕事している隆弘を見たことがなかったので、みりちゃんに少し感謝。


少し隆弘たちのほうに集中していたら、私の裾をXXの小さい手がつかんで引っ張られた。

「A〜、お腹すいたー」

「あぁ、ごめん!何食べたい?」

そう聞くと、「オムライス」と元気な声が返ってきた。
さっそく料理に取り掛かろうとキッチンに向かう。


「A、俺も」

「休憩する?」

「いや、もう終わる」

「みりちゃんも食べていく?」

「え!いいんですか?!」

「いいよ!貴重な隆弘見せてくれたお礼」

「貴重…?」

「隆弘が仕事してるの見たことなくて」

そういうと、みりちゃんは目を見開いて「え?!」と大きな声を出した。

「いつも直帰か定時で帰るのに、家で仕事してないんですか?!!?」

「え、隆弘さぼってるの?」

「なんでそうなんの…。家でする仕事なんてないし」

「みんなヒーヒー言ってるのに…」

そういって信じられないものを見ているといったようなみりちゃんが椅子に座りなおす。


隆弘はやっぱりどんなことやらせてもすごいんだなと改めて気付く。
なんでもそつなくこなす隆弘は健在で、やっぱり自慢の旦那さんだった。


数十分して完成して、みんなでオムライスを食べた。

「おいしいですね…!私、料理全然できなくて。でも、契約取ったら結婚してくれるっていってくれたんです。絶対取って見せます!そしたら…Aさん、料理教えてくれませんか?」

「私でよければ!」

「お前、また来る気じゃん…」

「契約取れたらっていってるじゃないですか」

「俺に教えてもらって契約取れないわけないだろ」

「うわー、他のクズ先輩方に言われるなら言い返せるんですけどね」

「残念だったな」



いつもより賑やかだった昼食も終わった後、みりちゃんが息子と遊んでくれて、帰ってしまうと遊び疲れたようで寝てしまった。


「せっかく休日だったのに、臨時出勤になった気分」

「ごめんね?」

「Aが惚れ直したみたいだからいいよ」

「なんでわかったの!」

「バレバレ」

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chr916(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2022年10月7日 0時) (レス) @page17 id: 2b8ccb9b49 (このIDを非表示/違反報告)
えーらぶ - すっごく大好きです!めちゃくちゃ面白かった!なので終わるの悲しい((泣 (2016年9月4日 14時) (レス) id: d78f782f03 (このIDを非表示/違反報告)
千亜(プロフ) - るうさん» ありがとうございます!ラインまで読んでいただき、嬉しいです!これから更新、頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2016年8月17日 18時) (レス) id: bad1a2462c (このIDを非表示/違反報告)
千亜(プロフ) - りんりんさん» ありがとうございます!更新、頑張っていきます! (2016年8月17日 18時) (レス) id: bad1a2462c (このIDを非表示/違反報告)
千亜(プロフ) - chihhyさん» ありがとうございます!これから更新、頑張っていきます! (2016年8月17日 18時) (レス) id: bad1a2462c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千亜 | 作成日時:2016年6月13日 2時

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