レンタル彼氏〜Nissy〜 続編

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結婚式・数ヶ月前＿＿＿



「どうも。家あり、職あり、彼女ありの西島隆弘です！」

「マスター、変なの隆弘に飲ませたでしょ？」

「こうなるってわかってたら水一滴ださないっすよ」

「…だよね」


この上機嫌男・西島隆弘。
わたしの…彼氏である。


「てか、隆弘。Aさんのところでお世話になってんだろ？」

「お世話ってなに。俺はれっきとした彼氏です！！」

「へーへー。元彼とヨリ戻すから大阪に移住するって飛び出していった小心の彼氏さまでしたね」

「おい！！店潰すぞ！！」


ここを出た日のことは会話に出されただけでこの怒りよう。
相当、あの日のことは出されたくないらしい。


「つーか、同棲だよ。今まではどっちかの家っていうのがあったけど、俺が取り払ったからAの家で暮らしてるっていうだけ」

「まあ、戻ってくれてなによりだよ。この店がまた繁盛するからね」

「マスター、そればっか」

「A、帰ろう」

「うん」





帰り道、どちらかともなく手を握って歩く。
あたりは街灯が数メートル先にあるような道。

「同棲も３ヶ月とかになるよな」

「そうだね。あの隆弘が大阪に＿＿＿」

「その話はやめ！！」

「ふふ」

「そんなに、俺に意地悪できるくらい体力あまってんならフルで使わせてやる」

「え？」

「夜、寝れるといいな。まぁ、寝させないけど」

「隆弘はわたしにしか欲 情しないんだもんね。わたしがその欲を取り除いてあげるよ」

「言うようになりましたね、Aさん」

「それほどでも、隆弘さん」

「ふふ」
「はは」


「「なにこれw」」





とにかく、幸せって話。

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