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…
ゆっくりと、今までのこと、そして病院で告げられたことを話した。
みんな真剣な顔で、聞いていてくれた。
話終えると、しん…と静寂に包まれる。
北「話してくれて、ありがとう。」
高「ねぇ、それって治るの？」
「…治る可能性の方が少ない……かなぁ」
慎「…そっ……か……」
珍しく歯切れの悪い慎太郎。
京「……でも、1人で暮らすのって結構大変じゃない？」
でも、がどこから繋がってるかわかんないくらい急にきょもちゃんが話し出す。
京「じゃあさ、みんなで一緒に住むってどう？」
樹「うわ、俺もそれ今言おうとしてた」
「え？」
ジェ「え、それいいじゃん！俺もそれいいと思う！」
北「賛成〜」
「え、え、え？」
じゃあ、家どこにする〜？なんて言い始めて、知らないうちにみんなで一緒に過ごすことが決定みたいになってた。
樹のスマホで近くの物件を探し始めて、
皆があーだこーだと言い合ってるのを遠くから見つめる。
この家、結構気に入ってたんだけどなぁ。
ぼーっとしてたら北斗が近づいてきた。
北「なんかどんどん話進んでいくね。
大飛は、皆で住むのどう思う？」
「賑やかだろうなぁって思った。
楽しそう」
今まで「一緒に住むとか一日でも嫌だ」って言ってた樹が、意外と乗り気でことを進めている。
何だか珍しいというか、不思議というか。
北「…大好きなんだよ。」
「え？」
北「…大飛のことがさ、大好きなんだよ。」
「ふふ、北斗が？」
北「っ、ぅ、俺もそうだけどぉ……
俺はもちろん、メンバー皆が！」
照れて耳真っ赤になった北斗がまたみんなの輪に入っていく。
きょもちゃんが北斗を見てからこっち見て、
嬉しそうににっこりわらった。
…
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作者名：ゆうか | 作成日時：2021年3月6日 17時
