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…
「……また届いた…」
好きな飲み物が今週やけに届く。
通販履歴を見ればどれも発注したもので、
記憶の中では1回しか頼んでない……のに。
不思議に思いつつ、冷蔵庫にしまった。
これが、事の発端。
……
SixTONESとしてデビューしてから、もう5周年を迎える。
皆30歳になり始めて、低迷することも無く目まぐるしい日々を過ごしている。
慎「ねぇひろ〜、今日ご飯行こうよ！」
「おっいいねどこ行くー？」
慎「この前おすすめって言ってたとこ行こ！」
「お、早速行っちゃいます？」
慎「行こー！」
お互いに笑いあって雑誌の撮影へ。
「そっか、もう5年かぁ」
樹「もう5年って感じもするし、まだ5年って感じもあるよ」
京「うん、俺らもまだまだだもんね。」
フリートークはもちろんこの5年間のこと。そしてこれからのこと。
5年という節目に、これまでとは違う重みをメンバーそれぞれが感じているのだろう。
レギュラー番組も持ったし、五大ドームツアーもやるし、アルバムもずっと1位だし。
これは自信を持って進んでいいってことだよね。俺たちのやり方が間違ってない、そのしるしのように思える。
これも全部応援してくれるファンのみんなのおかげだなぁ。
撮影やインタビューを終えて、ぞろぞろと順番に楽屋に戻っていく。
「今日ってこれで終わり？」
慎「うん、ひろ、早く行こ！」
「あ、まってしんたろ！」
同い年ってこともあって、慎太郎とはよくこうやってご飯に行ったり休みの日にちょっと遠出してみたり。
プライベートでもかなり仲がいい。
慎「ここ？」
「え、うん。ここじゃないの？」
馴染みのお店の駐車スペースに車を停めて降りようとしたら慎太郎が呟く。
あれ？違った？
慎「オススメの店連れてってくれるって言ったじゃん」
「あぁ、忘れてた。」
慎「えへへ、大丈夫？」
「完全に忘れてたわ。ごめん、ど、しよ……」
慎「えぇ、もぉ！今日はここでいいけど、次行く時はちゃんと連れてってね？」
ひろの奢りだからね！って言いながら結局慎太郎に奢られてその日は解散となった。
…
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作者名：ゆうか | 作成日時：2021年3月6日 17時
