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「はーい終わりー」
パッパッと手をはたく俺の目の前には敵の山。
みんなのびてるけど殺してはないよ！ヒーロー志望だしね！
それに個性も使わなかったの偉いと思う。
だってあんなに数がいたんだから、どこにどんな個性の敵がいるかわかったもんじゃない。
万が一個性を封印されるなんてことがあるかもわからないのだ。
「燐凍さん、こちらも大方片付きましたわ！」
「アンタ凄いねー…こんな数を一人って…」
そう言う百ちゃん達の周りにも屍と化した敵がたくさん転がっていた。
それにしても…
「おい燐凍、兄貴のとこ行かねーの？
お前のことだからすっ飛んでくと思ってたわ」
「そうしたいのは山々なんだけど、ちょっと気になることがあって」
そう。焦凍のとこに行く前に、確認しておかなくてはいけないことがあるのだ。
『
敵が
なら当然その辺の敵も殴り甲斐のある奴ばっかりだろうと思っていたが実際はチンピラレベルだった。つまり弱い。雑魚の寄せ集めだ。
それなのに、オールマイトを殺す…？
どうしてそんなことが言える？根拠は？
それを知らないでボス的な人のところに行っても、ただただ先生のお荷物になるだけ。
俺は地面にのびている敵の中からすぐ意識が戻りそうな敵を揺さぶって起こし、手から小さく炎を出しながら言った。
「手前ェらの『オールマイトを殺せる』っつー根拠は何だ？」
「は？そんなの教えるわけ…」
笑顔で一気に火力を上げる。
火の粉が敵の髪の毛先をパチパチと燃やした。
敵は小さく悲鳴を上げて話し始めた。
「お、俺たちも詳しくは知らないが…多分あの脳みそ丸出しの怪物だ！オールマイトと同等のなんとかって話してるのを聞いたことがある！
ほら話したぞ！これでいいだろ！？」
「うん、ありがと！」
情報を吐いてくれた敵の首の後ろをトンと強く突いて気絶させ、広場の方に目をやると、確かに脳みそ丸出しの変なやつが立っているのが見えた。
「お前ホントに高校生？」
「どっかのスパイみたいだったわぁ…」
「ええ…ぴちぴちの15歳なんですけど」
「っ！皆さん、あれを！！」
百ちゃんが指差した先では、脳みそとオールマイトが戦っていた。
そしてその近くにはあの黒いもやもや。
この場は三人に任せ、俺は広場に向かって駆け出した。
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熊葛(プロフ) - ちぃとんさん» (作者です！)ありがとうございます！！書ける時に少しずつなんですが頑張ります…！(^O^) (2018年12月27日 22時) (
レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃとん(プロフ) - めっちゃ好きです！(о´∀`о)これからも頑張ってください！ (2018年11月18日 1時) (レス) id: 1c08bbf829 (このIDを非表示/違反報告)
ぺき(プロフ) - 亜純さん» ありがとうございます！忙しさにムラがあるんですが、書けるときに少しずつ書いていきます^ ^頑張りますね！ (2018年10月25日 18時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2018年10月23日 8時) (レス) id: 430739def7 (このIDを非表示/違反報告)
ぺき(プロフ) - mii.さん» わ〜〜ありがとうございます！T^Tほんと亀更新ですが頑張ります！ (2018年10月8日 15時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：熊葛 x他1人 | 作成日時：2018年8月15日 15時
