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肆拾七振目 ページ3

さて、あれから審神者にバレないように素早く移動し
やってきたのは本丸の裏。

今剣「あにうえ?ここにはなにもないですよ?」

貴方『はっはっは…やはりそう見えるか』

今剣「?」

貴方『主、俺だ。Aだ』

普通に見たらなにもないただの”空間”に向かって言うと、
なにもない所から主がひょこっと顔を出した。

もちろん短刀達はきょとんとして主を見ている。

主「おー!入って入って」

秋田「なんですか、これ…?」

主「僕が張った結界だよ。
普通の人には見えないから安全!」

温泉の時と同じような感じだな!

すると短刀達は先程とはうって変わって、目を輝かせて興味深々と言った様子で中に入っていった。

俺も続いて中に入る。

すると弟達を今か今かと待っていたここの本丸の一期が短刀達の話を嬉しそうに聞いていたが、
俺に気づくとすぐに声をかけてくれた。

一期「兄上!」

貴方『一期も無事に来れたようで何よりだ』

一期「はい。この本丸は塀が高いので…
裏にまわってくるのは容易いのです」

演練で兄上達に当たって良かったですと笑う一期。
でもまだ作戦の途中だからな!最後まで気は抜かないようにしないとな。

そう思いながらも、弟達が楽しそうにしているのを見ると和む。

鶴丸「A!おかえり」

貴方『ただいま。
其方はどうだった?全員連れてこられたか?』

鶴丸「ああ。そっちも無事そうだな、良かった!」

貴方『其方こそ!
三日月と鶯丸、物吉はどうだ?』

鶴丸「みんな無事だぜ!
Aと短刀達で最後だからな。みんな揃った」

貴方『俺が最後か…悪い悪い』

ということは、結界の中にいるのはブラック本丸の刀剣全員と
俺らの本丸の刀剣が何人かだな。

貴方『主。そろそろ説明しよう』

主はそうだね、と頷いた。

主「みんなー!注目!
まずAさん、鶴丸さん、三日月さん、鶯丸さん、物吉くんはそれぞれ全員いるか確認してくれる?」

一、二、三…うん、短刀は全員いるな!

主「よーし、全員いるみたいだから
僕らが何をしに来たか説明するね」

ここの本丸のみんなは真剣な顔で主を見つめる。

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封真(プロフ) - リクエストです!長谷部+光忠×十六夜の絡みが見たいです! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 3394a0f3fb (このIDを非表示/違反報告)
- すごく面白かったです。続きが早く読みたいです。これからも頑張ってください (2016年9月22日 21時) (レス) id: 6b3c04d46d (このIDを非表示/違反報告)
@ - いつも楽しく読ませていただいております!更新待ってます! (2016年8月12日 10時) (レス) id: fa5bb0357d (このIDを非表示/違反報告)
カルー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっております!それと、絵がお上手ですね!これからも、更新頑張ってください!影ながら応援しております。 (2016年4月5日 18時) (レス) id: 9d53292aa3 (このIDを非表示/違反報告)
虎白 - 双子の妹といつも見させてもらってます!十六夜君凄くかっこいいですね!(行動が)これからも、更新頑張ってください! (2016年4月4日 17時) (レス) id: ed576d2631 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:熊葛 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年3月19日 19時

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