【HQ】 黒歴史しかない高校時代に戻ってたとか勘弁して欲しい【ハイキュー】

31話 ページ33

『…なんなんですか、さっきから』




「いや〜行き先も同じみたいだし、一緒に行こうよ。それに、君面白いしね」








及川さん、女の子にあんな冷たい目で見られたの初めてだよ、
と自慢のように付け足してくるこの男



えなにそれうらやましい、私が高校生の時なんて女子だけでなく男子からも冷たい目で見られたよ。




私は無視して歩き続けるが、この人よく喋る。
私が答えなくても、めげずにずっと話しかけてくる。






「君の名前、なんていうの」




『田中じぇいそんです』




「絶対嘘だよね！？日本人じゃなさそうな名前だし！あ、連絡先交換しようよ」




『すみません、私ケータイ持ってないんです』




「思いっきりマップ見てるのに！？ていうか及川さんが道教えるって言ったじゃん！？」






なんだか厄介な人に関わってしまった。
早く体育館に着いて、この人から離れたい。

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