【HQ】黒歴史しかない高校時代に戻ってたとか勘弁して欲しい【ハイキュー】 (ページ20)

今日:2 hit、昨日:112 hit、合計:914,640 hit

18話ページ20

スパイクの擦れる音、

ボールが跳ねる音、

選手のかけ声

『高校生って…若いなぁ…』

「あはは…Aちゃん、おばあちゃんみたい」

『な、なんですと…人間気がついたらアラサーですからね、気をつけてください清水先輩も』

身体は若くなっても、思考はまだアラサーらしい。
高校生の元気が羨ましいなぁ。

「そうだ、佐藤さん。入部届のことなんだけど、もし入部するなら明日までだから。
まあ、入部してくれたら助かるけどな！」

「佐藤さんが入部してくれたら、清水の負担も減るし、なにより佐藤さんと話せるべ！」

練習が始まる前、澤村先輩と菅原先輩はそう言った。
正直、迷っている。

高校時代の部活が辛かった原因は私の人見知りと影山飛雄と月島蛍の存在だ。

だが、今のところは影山飛雄との関係は悪くはない、月島蛍とも関わっていない。

昔ほど人見知りは激しくない

まあ、知っている人に対してのみだけど。

高校時代は、大会の応援とか全く行かなかったから詳しくは知らないが、確かバレー部強かった気がする。

『…明日、ね。』

「明日は1年生の試合があるから、Aちゃんには色々働いてもらうことになるけど…」

『大丈夫ですよ！暇なので！それにしても、1年生の試合…ですか？』

「うん、影山と日向、入部届受け取ってもらえてないんだよ」

理由を聞けば、教頭のヅラを飛ばしたとか。
うわぁ、それはアカン。

高校時代の時、高嶺の花だと思ってなかなか話す事が出来なかった清水先輩と今はこんなふうに話せて、なんだか心が温まった。

もしかして、私変われるのでは。
黒歴史とおさらばできるのでは、

友達作れちゃうのでは！？