【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　30 ページ31

こういう男には肉体的ではなく精神的ダメージを与えましょう。
私の姿が視えていたらつまらないのでこのままで、


声だけが相手に聞こえるように設定する。




『よし、んじゃあまず…痺れとく？』



雷をイメージした。脳内で
強すぎず、弱すぎず、気絶しない程度の雷。

すると、掌に雷が現れる。


これは前、青海達に説明して貰ったとおりだ。

神様なるもの、基本はなんでもできる。想像力で。
人を殺めることや生き返らせることは不可能だけれども。


掌にできた雷を男の方へ向け、放った。見事に命中し、男は呻く。
男が痺れている間に、心を折ることにした。





『いやぁ〜君も馬鹿なことを考えるねぇ！佐藤さん？
よりにもよってこんな所で事件を起こそうだなんてさぁ！』



「だ、誰だ！！」





どこからか聞こえた声に目に見えるように警戒をする男。
私の力、で名前や犯行動機は調査済みだ。






『へぇ…大学で初めてできた彼女にこっぴどい振られ方をしてから、
似たような女の人を捕まえてはころしてるの…？今回で…五人目？うわぁ…結構やらかしたね』






指をぱちんっ、と鳴らした。
すると、男の顔すれすれにどこからか現れた木材が落ちる。





「ひっ…！？く、来るな！！！来るなぁ！！」





その木材を手に取り、振り回すが虚しくも手から離れ、飛んでいってしまう。







『…人間って、無様な生き物だったんだね…なんだか急に恥ずかしくなってくるよ…
んじゃあ、そろそろいいかな？』








私、テリトリーを荒らされるのは嫌いなの、

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