【文スト】神様は名探偵に敬われたい。【文豪ストレイドッグス】

神様はお寺に帰る。 ページ10

『今日は色んなことがあったなぁ…』


お寺の外に出られたのは何年ぶりだろうか…
べつにお寺の中でも退屈では無かった、この子達がいるから。



《ねぇ、A様！今日は珍しくどこへ行ってたの？》


《僕達、お昼ごろに来たんだけど、A様いなかった！！》


『ごめんねえ…今日はお出かけしてた』



話しかけてくるのは、二匹の猫。
今日はお寺に来ている動物はこの二匹だけのようだ。


久々に外に出たら、昔とはだいぶ違っていた。
道路を走る金属に、高い建物。

昔とは着ている服も違かった。



『年月が流れたってことかぁ…
昔はみーんな神様を崇拝してたのに…現代っ子と来たら神様を敬う習慣が無いんだから…』


そう愚痴を零す。
しかし、今日の江戸川くん達がお寺にきてくれたこと。

お寺は、意外にも敷地が広いので、入り口からここまではかなり距離がある。
なので、こんな奥まで来る人は年間で数十人ほど。


彼らと目があった時は、不覚にも少し嬉しかった。



『…また行ってみようかな…武装探偵社』




久々に口にしたお茶は、暖かくてとても美味しかった。

神様は連れていかれる。→←神様は探偵社員と仲良くなる。

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