神様は出会う。 ページ3
『何をするの無礼者!!』
「…君、いつからそこにいたの」
『い、いひゃ…いいからこの手を放しなさい若造!』
いつのまにか背後に立っていた少女を興味深そうに見る乱歩。
その光景に、他の二人は呆気に取られていた。
『…ってあれ?君達私の事が見えるの!?』
無理矢理乱歩の手を叩いた彼女は、目を大きく見開いてそういった。
なんのことを言っているのか分からなかったが、太宰と乱歩は納得しているようだった。
「なるほど…私の異能が発動したのか…」
「へぇ…それじゃあこの子は…」
「一般人…ではなさそうですけど…」
二人で話始める。
疎外感を感じる敦と少女。
『わ、私を置いて話を進めないでよー!!私は神様!!このお寺を護る神様なの!』
耐えきれなくなった少女は、そう叫んだ。
「「「神様?」」」
三人の声が揃う瞬間だった。
『そうだよ!!だから私を敬いなさいな若造共!!』
ふふん、と自慢気に彼らを見下ろす。
すると、乱歩は興味無さそうに二人にこう言った。
「…太宰、早く駄菓子屋さんに行こう。僕もう耐えられない…」
「え…ちょっと乱歩さん!?」
無理矢理二人を連れて、そそくさにお寺から出ていってしまったのだ
『…え、ちょ、ちょっと待ってよ!!』
54人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蛍原(プロフ) - 桜さん» できました!!良ければご覧ください!まだ一話しか更新していないのですが、今週中には後進します! (2018年12月22日 12時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)
蛍原(プロフ) - 桜さん» いつもコメントありがとうございます(泣)嬉しい限りです…!!作品ができ次第すぐに報告いたしますね!!いつもありがとうございます! (2018年12月6日 18時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - リメイク楽しみです!蛍原様のトリップものは何でも面白いので…。期待してますね! (2018年12月6日 15時) (レス) id: 82dd3dbdde (このIDを非表示/違反報告)
蛍原(プロフ) - 桜さん» 嬉しいお言葉とコメントありがとう御座います…!!嬉しすぎます…!!これからも頑張りますのでよければまた見てやってくださいませ…!! (2018年11月4日 23時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - カティです。このお話も凄く面白い…!お気に入り登録、させていただきました!蛍原様の創る作品はどれも面白くて大好きです! (2018年11月4日 22時) (レス) id: 82dd3dbdde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蛍原 | 作成日時:2018年11月4日 20時