ryokataomoi_48 ページ48
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you_side
お、おこってる
だって、いつもより声が低いもん…
なんで壱馬先輩がおこってるの…
壱「……来い」
貴「えぇ…、」
膝の上に置いていた手
左腕をひっぱられて、壱馬先輩のされるがままに連れていかれる
掴まれている腕が痛い。
こ、これはもしや
せ、説教でスカ…？
わたし壱馬先輩に何かしたっけ…
この後起こることを想像してひとりで怯えていた
だから、無意識だった
行き場のなかった右手を、誰かに掴まれた
慎「…Aは渡しませんよ」
壱「………っせぇ。」
貴「え、あ…壱馬先輩…っ、」
慎を無視してずんずん行こうとする壱馬先輩
それに対抗して、もっと力強くわたしの腕をにぎる慎
どうしていいか分からず立ち止まるわたし
う、腕が限界…
壱「…なに、そういう関係なの」
慎「ち、違いますけど…A傷つける奴は、いくら先輩であろうと許しません」
壱「…俺話あんだけど。」
慎「それがまたAを傷つけるかもしれないじゃないですか」
壱「…誤解解くだけ。」
貴「え、ご、ごかい…？」
わたし誤解なんてしてた…？
え、とんでもないこと誤解してたらわたしやばいんじゃ、？
どおりで壱馬先輩もこんなに怒るんだ…
気づけば慎の手はわたしの腕から離れていて
社会科資料室の前まで来ていた
わたしの腕を掴んだまま、片手で鍵を開ける先輩
カチャッ と開く音がして、未だ喋らない壱馬先輩にずいずい腕をひかれる
壱「…そこ座れ」
そこってここだよね…？
言われた通り、ぽつん と置かれていた椅子に座る
壱馬先輩も無造作に置かれている椅子に座った
壱「…朝、なんで逃げたん」
相変わらず低い声
いちども目を合わせてくれない壱馬先輩に怖くなって、きゅっ とスカートをにぎった
貴「な、なんでって…」
壱「言っとくけど俺、あいつと付き合ってへんからな」
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ほくとすきぴ - ありがとうございます！もう読みました！！高評価もしときました！！ (2019年11月4日 22時) (
レス) id: 9642d3d62d (このIDを非表示/違反報告)
あおさ(プロフ) - ほくとすきぴさん» 続編は本日公開する予定です！長らくお待たせして申し訳ございません…引き続きこの作品を読んでいただけると嬉しいです！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 60af2731f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほくとすきぴ - 続きってないんですか？？早く、話が見たいです。まってます！ (2019年11月4日 14時) (レス) id: 9642d3d62d (このIDを非表示/違反報告)
あおさ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます！！ (2019年10月23日 21時) (レス) id: 60af2731f6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。続きも楽しみに待ってます (2019年10月22日 8時) (レス) id: bf92d71722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおさ | 作成日時：2019年4月5日 12時
