ryokataomoi_22 ページ22
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you_side
貴「…………」
慎「…………」
素晴らしいほどに無口
送ってくれるって言ったけど
ちょっと気まずいよ…
貴「あの……」
慎「…公園、寄ってこ」
慎に手を引かれ、誰もいない公園へ
ブランコに座った慎
隣のブランコに腰を下ろす
慎「さっきは、ごめん」
貴「………ううん」
慎「Aが……好き」
好き、って
慎の好きな人、私だったんだ、って
貴「…初めてのキスで、頭真っ白になって」
あの感触。慎の温もり。
今でもはっきり覚えている
貴「その時は、慎のことばっかり考えてた」
慎「…うん、」
貴「…でもやっぱり、ふって頭を過ぎったのが」
慎「……やっぱり壱馬さんには勝てないか〜！」
私の言葉を遮るように
慎「いいよ、ありがとう。」
返事は聞かないからって
私が傷つかないように自分が傷ついて
ほんと私、バカだな
慎はこんなに優しいんだってことに
気づけなかった
貴「っ、、ごめんねっ、、、」
慎「ちょちょ、なんでAが泣くのー笑」
泣きたいのはこっちの方なんだけどーって
励ましてくれるのも
慎の彼女になったらきっと幸せなんだろうな
慎「…さいごに、さ？」
貴「……ん？」
私の涙を拭っていた手が
私の両頬を包んで
貴「……ん…っ…」
慎「……っ…」
ゆっくりと
慎の唇が重なった
さっきよりも
少し長めで
さっきよりも
あったかかった
慎「……A、、好きだったよ」
唇を離した慎
私を見つめて、優しく微笑んだ
貴「……まことって、こんなに優しかったっけ」
慎「失礼だなぁ笑」
いつもの雰囲気に戻って
やっぱり、この関係が心地いい
慎「あ、でも諦めたつもりはないからね」
貴「手強いねぇ笑」
慎「少しでもAが傷ついたら俺のとこにおいで」
貴「ふふ、そうさせてもらいます」
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慎「帰ろ。送ってく」
貴「うん。ありがとう」
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ほくとすきぴ - ありがとうございます！もう読みました！！高評価もしときました！！ (2019年11月4日 22時) (
レス) id: 9642d3d62d (このIDを非表示/違反報告)
あおさ(プロフ) - ほくとすきぴさん» 続編は本日公開する予定です！長らくお待たせして申し訳ございません…引き続きこの作品を読んでいただけると嬉しいです！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 60af2731f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほくとすきぴ - 続きってないんですか？？早く、話が見たいです。まってます！ (2019年11月4日 14時) (レス) id: 9642d3d62d (このIDを非表示/違反報告)
あおさ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます！！ (2019年10月23日 21時) (レス) id: 60af2731f6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。続きも楽しみに待ってます (2019年10月22日 8時) (レス) id: bf92d71722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおさ | 作成日時：2019年4月5日 12時
