꒰ঌ episode.33 ໒꒱ ページ34
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ただ、呆然と立ってる緋山が気掛かりではあったけど、オレも余裕が無かったから何も声を掛けずに来てしまった。血腫を取り除くオペが終わってから心配なんて遅すぎるか。
「西条、すまんな。助かったよ」
西条「丁度手が空いてたから大丈夫だ。それより、現場大変だったみたいだな」
「日没間近で流石に焦ったけどなー。まぁ、今回のミッションはフェローには厳しいわ。普通に」
西条「そんな事言ってるの琥大郎だけだろ?」
「何で分かるんだよ」
逆に分からない奴なんて居ないだろ、と言えば、そんな事ねぇし!と怒る琥大郎。それにひとしきり笑った後、軽く謝った。
「西条には全部筒抜けだなー」
西条「黒田程じゃないけどな」
「確かに……黒田相手に、、隠し事…出来ねぇからな…っ」
西条「琥大郎っ!」
フラっと体が前に行って、咄嗟に西条の肩に手を置いて踏みとどまった。横に人が居なかったら確実に倒れてた。気も失ってたかもしれない。
踏みとどまったは良いけど、正直立ってるのがだいぶキツいから。
西条「大丈夫か?」
「あ、すまん……ちょっと、、目眩が…」
俯く琥大郎の顔は、薄暗い廊下でも分かるくらい青白く、目も虚ろだ。ちょっと目眩とか、そういうレベルじゃない。
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月夜(プロフ) - もう一つの方も合わせて読ませて頂いてます。どちらも続きが気になる所で止まっているので、楽しみに待っています。 (1月2日 16時) (レス) id: ddb2a0803f (このIDを非表示/違反報告)
澄覇琉(プロフ) - 紡陽さん» お返事遅くなってしまい、大変申し訳ありません。そう言って頂けて嬉しいです。どちらも、更新頑張りますのでお待ち頂けたら幸いです (10月26日 17時) (レス) @page37 id: c92ad75ffc (このIDを非表示/違反報告)
紡陽 - お話の展開、どんどん先が気になります。女主も男主も両方続きを楽しみにしています! (10月18日 18時) (レス) @page24 id: da0cd880ab (このIDを非表示/違反報告)
澄覇琉(プロフ) - 琥珀さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて光栄です。続き楽しみにお待ちください (7月23日 2時) (レス) id: c92ad75ffc (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - めちゃくちゃ面白いお話ですね。続きも楽しみにしてます! (7月19日 22時) (レス) @page15 id: f8aff6e512 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澄覇琉 | 作成日時:2023年6月16日 2時