꒰ঌ episode.12 ໒꒱ ページ13
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空元気、と言うべきか。いつもの笑みを見せているが、取り繕ってる感じが隠しきれてない。琥大郎がこんな表情を見せる事は滅多に無いので、少し心配になり、「何かあったか」と聞こうとしたら、「お疲れ様です！」と声を掛けられた。
その主は、フェローの藤川だった。
「おー、お疲れー。フェロー揃って飯かー？仲良いなぁ」
緋山「別にそんなんじゃ無いです」
藍沢「たまたまです」
「そんな否定してやるなよ」
フェローの顔を見て、黒田は言わなきゃいけない事を思い出し、口を開いた。
黒田「午後、1人ヘリに乗せる事になった。この中で、ヘリに乗って現場に行きたい奴」
その問い掛けに対し、4人…では無く、藍沢以外の3人の手が挙がる。琥大郎は、意外だなぁ、と少しびっくりしながらも、口を挟まず様子を伺う。
黒田「現場に行って、処置する自信のある奴」
2度目の問い掛け。白石が一瞬手を下げかけたが、完全に下りる事は無く。結局最後まで、3人の手が綺麗に伸ばされていた。
黒田「琥大郎。白石に無線機渡せ」
「はいよ。良かったな」
ポケットから出した無線機を、白石に渡す。そして、ポンッと肩を叩き、「頑張れよー」とだけ言い残して黒田と歩き出した。
「今年は素直に言う事聞くんだな。珍しい」
黒田「部長にあそこまで言われたからな。でも、今のあいつらが現場に行っても、何も出来んと思うがな」
「まぁ、それもまた経験だよ。そうやってフライトドクターは育っていくんだ。芽を摘むなよ？」
黒田「お前は相変わらず楽観的だな」
「褒め言葉として受け取っておくぜ」
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月夜(プロフ) - もう一つの方も合わせて読ませて頂いてます。どちらも続きが気になる所で止まっているので、楽しみに待っています。 (1月2日 16時) (
レス) id: ddb2a0803f (このIDを非表示/違反報告)
澄覇琉(プロフ) - 紡陽さん» お返事遅くなってしまい、大変申し訳ありません。そう言って頂けて嬉しいです。どちらも、更新頑張りますのでお待ち頂けたら幸いです (10月26日 17時) (レス) @page37 id: c92ad75ffc (このIDを非表示/違反報告)
紡陽 - お話の展開、どんどん先が気になります。女主も男主も両方続きを楽しみにしています！ (10月18日 18時) (レス) @page24 id: da0cd880ab (このIDを非表示/違反報告)
澄覇琉(プロフ) - 琥珀さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて光栄です。続き楽しみにお待ちください (7月23日 2時) (レス) id: c92ad75ffc (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - めちゃくちゃ面白いお話ですね。続きも楽しみにしてます！ (7月19日 22時) (レス) @page15 id: f8aff6e512 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄覇琉 | 作成日時：2023年6月16日 2時
