Love is 0 【降谷零~短編集~】

Summer festival 1 ページ19

短編集の方で頂いたリクエストの作品になります。

Pomu☆((舞舞の旦那。さん、いつもたくさんのリクエストありがとうございます。


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Aside



8月の夕暮れ、私はせっせと新しい浴衣に着替えている。





そう、今日は待ちに待った " お祭りデート " の日





髪の毛もアップにして…





よしっ、できた！





『ジャーン! 零、どうかな？新しい浴衣』





くるっと一周回って零に見せる





「……いいじゃん。」





え、え？終わり？！





いや別に、わぁ可愛い！ とか、すごく似合ってる！ とか、





そういうのを望んでたわけじゃないけど…





そうこう考えてるうちに零も浴衣に着替えてきた





「じゃあ、そろそろ行くか？」





か、かっこいい…





悔しいけど、ものすごく似合っている





『かっこいい……』





つい声に出てしまい慌てて口を抑える




「聞こえてるよ(笑)」





玄関まで来ると、急に零に腕を引かれすっぽり抱きしめられた





「A、浴衣すごく似合ってる。可愛いから誰にも見せたくないくらいにな」





ええっ、





驚いて零の顔を見上げようとしたけど、





零の手によってそれは阻止された。





『ありがとう…』





小さく呟くと、腕が緩められ





おでこに小さくキスを落とされた





「もういい時間だから、」





ほら、と差し出された手を握って





私達はやっとお祭り会場に向かうのだった。





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