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廊下に向かい左へと曲がれば見える保健室。と、手前に3人程の先生。僅かな隙間を走り抜け、中へと駆け込む。
鍵を閉め一息つけば廊下から聞こえる足音。暫く走っていたが次第に歩く音へと変わっていった。音は…6、7人くらいだがどの先生にも触れていないし、急に走るのをやめる理由もわからない。
kz「これを使えばいいのかな」
一足先に物色していた一哉が消毒液等を持ってきた。あまり勝手に触るのは宜しくないが、緊急事態なので深くは考えない。
「そうだな急ぐとしよう」
ネクタイを解き椅子に腰をかける。改めて見ると結構深くまで食い込んだ歯形。人の歯のため致命傷とはならなかったが、血は今も止まってない。ワイシャツを脱ぎタンクトップになる。
kz「大丈夫？手伝おうか」
包帯やガーゼを取りに行っていたらしく両手に持って戻ってきた一哉。有難い。前はできても後ろは不十分になってしまうからな。
「あぁ、お願いしようかな」
手当てするにあたって邪魔になるタンクトップをずらす為、胸当てを外す。そこには僕が女であると象徴する物がある。正直言って運動するのに邪魔なのでいらないのだが…。
早く終わらせようと一哉の方へ視線を戻せば、目を見開き変な声を上げながら顔を赤く染めていった。
kz「へ？ぅぁ…うぇ？ぉ、…女？」
「？だったら何なんだ？証拠だってここに…」
kz「うわあぁぁぁぁぁぁ！」
何だ何だ。ただ証拠に服を脱ごうとしただけだぞ。急に方向を変えるな。
kz「ごめんてっきり男かと…」
「別に見られて減る物じゃない。触られるのは不快だが」
kz「えぇ…」
露わになった傷口を消毒し始める。腹を括ったのか知らないが、背後に立ち傷を治療し出す。前は終わったので後は一哉の方なのだが…。
「おい、なにをもたもたしてるんだ」
kz「いや、だって…」
「目を瞑っているのか、肌に触れないようにか知らないけど早く終わらせろ」
なにを気にしているのか全然わかんない。早く終わらせて体育館組がどうなっているのか知りたい。
kz「あぁ、どうしよう…」
「今度は何だ」
kz「包帯…」
包帯を巻くのに服が邪魔だと、だから何故退かさない。面倒な奴だな。で脱いだら脱いだで叫ぶし。騒がしい奴。
結局後ろを向くということで落ち着いた。いや、最初からこうだったじゃん。
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あげのり(プロフ) - 瀬木さん» …た、確かに。すみません、本当にすみません。ありがとうございます。 (2020年2月10日 10時) (
レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
瀬木(プロフ) - もし四月始まりなのだとしたら二年と九ヶ月は一月ではないでしょうか……？ (2020年2月9日 22時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - 瀬木さん» いえいえ！でも確かに、急に出てきたら驚きますよね。最初の方に説明など、加えておく必要がありそうですね！ (2020年2月7日 23時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
瀬木(プロフ) - あげのりさん» あ、成る程ありがとうございます！パッとわからなかっただけです、すみませんm(_ _)m (2020年2月7日 23時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - 瀬木さん» ndは省略ですね。設定しないでいくと、なづ→nadu→ndという風に誰のセリフか表示するためにやりました！見辛かったですかね。 (2020年2月7日 1時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげのり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時：2020年2月3日 21時
