バッドエンド一紀編…Part4 ページ33
狼…水姫。
兎…蒼桗。
虎…一紀。
猫…慎。
梟…莢扉。
狐…春翔。
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梟「確かにあれは直接の介入されれば電波ジャックされるよりは弱い!でも、それなりの人が来ない限りは溶けないはずだ!!」
虎「…梟。そいつがいたんだよ。お前はまけたんだ」
梟「…っ」
ギリっと血が出るぐらい力強く噛み締められた唇。また梟は自己嫌悪に浸るんだろう。でも、きっとぶつくさ言いながらも這い上がってくるはずだ。
虎「まぁ…そこは、この先の知識になるからいいとして。今を考えよう」
狐「そうだな」
梟「…ん」
落ち込んでいるからか、八つ当たりなのか…。
弾は吸い込まれるように敵に当たっていく。半分以上八つ当たりだろう。ブツブツ物騒なこと言っているし…。
虎「取り敢えず、ここが2人でどうにかなるようになったら地上組を迎えにいく。無事の確認と、相手の数の把握ができない以上、別れるのは危険だからな」
梟「…んー?」
虎「なんだ?」
梟「だって…ねぇ?狐」
狐「あ、あぁ、もう行ってもらっても構わないけど…」
虎「は?」
少なくともあと40人近くはいるだろうこの空間を、2人で締めるのだという。
虎は今とてつもない間抜け面をしているのだろう。
虎「マジで言ってんの?」
梟「んー」
狐「地上組のことも早く知りたいし〜。このぐらいなら狐いるならなんとかなるっしょーだって。まぁ、俺もそう思うよ?」
虎「あ、あぁ。わかった。(てかお前ら、そんなんで会話できんのかよ…)」
話の目処がつき、2人に道を作ってもらい走り出す。
はっきり言って地上組が今どういった状況なのかわからない。急ぎたいなぁ。
梟「虎ぁ!」
虎が振り向き確認すると飛んでくる物体。
虎(絶対渡すための速さじゃない)
ヒリヒリと痛む手の中を見ると見慣れないものが…
虎「なんだ…これ?」
同封されていた紙を見てみると、『ポケベル』の一言。
虎「…ふっる!!!」
今時ポケベル!?これってあれだよな?数字打って送って会話する奴。これ電波じゃないの!?使い方とかあってるかわからないぞ!?
と、内心焦っていると紙が2つに折りたたまれているのに気づいた。
《五十音順で、行、列の順に数字を入れてく。“あ”なら11“い”なら12“か”なら21。あとはまたいつか教える以上》
虎「…わかるけど、わかるけど雑じゃないか!?」
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あげのり(プロフ) - はるかぜさん» 見ててくれたんだね!!ありがとう (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» なる早で頑張るぉ!! (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - to be continued…!してくれないかなーん true endでhappy end ……期待してても良いですか?笑 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - 読むの遅れた〜!ごめんねぇ。完結おめでとー!!お疲れさま! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» おう! (2018年10月26日 23時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あげのり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時:2017年12月30日 22時