バッドエンド莢扉編…Part5 ページ21
狼…水姫。兎…蒼桗。虎…一紀。猫…慎。梟…莢扉。狐…春翔。
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莢「じゃぁ行ってくるね」
水「ん」
なんとか全滅し、帰ってきた我が家はとても静かだった。朝になっても聞こえることの無くなった。足音、声。それは2人の心に深く突き刺さっていた。
そんな莢扉は動けない水姫をソファに寝かせ、他4人を迎えに行った。
現場はまだ時間が経ってないせいか、綺麗にそのまま残っていた。
原型をとどめた[原因]を形がなくなるまで何度も、何度も踏み潰し、その辺で裏をこすり中に入って行った。4人は痛々しくも静かに目を閉じていた。
莢「…。ごめん。迎えにきたよ。帰ろ?」
今にも起きてくるのではないか、いつもみたいに。
そんな事を考え、目に涙を浮かべながら、4人を運ぶ。
帰る最中も、ずっと6人が初めて会った時から今までを思い出していた。その思い出が涙となり、溢れ落ち、忘れてしまわないように泣くのを我慢していた。
家に着き、4人を水姫のいるリビングまで運び込む。
莢「水姫?帰ったよ?みんなも一緒」
だがそれに答える返事は返って来なかった。
不思議に思い、あたりを探しながらソファに近づくも…。
莢「…っぅあ。ぁ…、うそっ…つきぃ」
水姫は息を引き取っていた。
固く閉ざされた目は自分以外と一緒。
その原因を作ったのは全て自分。
もう必要としてくれる人は誰1人いなくなった。
その考えが頭を埋めた莢扉が答えに行き着くのは早かった。
莢「…。皆んなの懺悔をしなくちゃ。もうここにいる意味も無くなったし。それに…
独りはやだよぉ」
その後、突如鳴り響いた銃声を聞き取るものは誰もいなかった。
時間が経ち、朽ちた家が6人の上に覆いかぶさり、皆安らかに同じ場所で眠ることが出来たそうな…
bad end…
独りが嫌いな小人さん
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あげのり(プロフ) - はるかぜさん» 見ててくれたんだね!!ありがとう (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» なる早で頑張るぉ!! (2019年5月21日 22時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - to be continued…!してくれないかなーん true endでhappy end ……期待してても良いですか?笑 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - 読むの遅れた〜!ごめんねぇ。完結おめでとー!!お疲れさま! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 321e35c9c5 (このIDを非表示/違反報告)
あげのり(プロフ) - はるかぜさん» おう! (2018年10月26日 23時) (レス) id: 811184b721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あげのり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時:2017年12月30日 22時