【HQ】 黒歴史しかない高校時代に戻ってたとか勘弁して欲しい 3【ハイキュー】

94話 ページ8

ボードに書いてあった、田中龍之介は何故モテないのか、という字を消して
女性から見た男性の魅力ポイント
と書き直した。








『そもそもですね、田中先輩はモテたい、そうおっしゃいましたね？
その考えからして浅はかなんです！！例えるなら、月島くんを見てください！！！』








私が金髪を指差すと、部室にいたメンバーは一斉に月島くんを見る。
視線を感じたのかすごく嫌そうな顔をした月島くん。









『月島くんがモテるのは私の学年では有名ですが…
どうですか、田中先輩彼を見て何か感じませんか』







「なに、か…？…小生意気な顔してる、ぐらいしか…」






『確かに、小生意気な顔してますけど…違います、
じゃあ日向くん、彼を見て何か感じません…？』






「…背が高い！！！」







『ハイ正解！！！でもまだ足りません…！！』









私がそういうと、皆さんは顎に手を当てて考え始めた。
数秒立って、言葉を発したのは菅原先輩。








「あっ、顔が良い」





『正解です！！
わかりますか、先輩。
まず可愛い女の子という生物は相手の顔を見るんです。
わかりますか、先輩。
容姿が整った女の子と付き合いたいのなら、まずはその怖い顔をどうにかするしかないんですよ！！！』








そう、田中先輩を指差して言うと、
そ、そんな…と崩れ落ちる先輩。

心を鬼にして、どんどん言うことにした。

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