【HQ】 黒歴史しかない高校時代に戻ってたとか勘弁して欲しい 3【ハイキュー】

92話 ページ6

『なぜ、田中先輩がモテないのか…ですか…？』







言われてようやく気がつく、部室に汚い字で

何故田中龍之介はもてないのか！！

と大きく書かれていた。


そしてそのボードの前には何故か正座で座っている一年生組。
山口くんにいたっては顔が青白い、どうやら足が痺れているようだ。

なるほど、月島くんはこれに巻き込まれたくて私を呼びに来た、と。



西谷先輩もいるようで、何故田中先輩がモテないのか真剣に悩んでいた。









「あのなぁ、田中。そもそもお前…」





「なんすか旭さん！！なんか浮かびました！？」





「いやぁ…モテなくていいと思うけどなぁ俺は…」





「旭さんはモテないでしょ！？モテない人が何言ったって俺の心に響きませんよ！！」









フォローしたのに、と悲しそうに隅っこで体育座りを始めた東峰先輩。
か、可哀想すぎる…しかも可愛い


澤村先輩や縁下先輩は呆れたように帰りの支度をしている。









「ちょちょちょ！！待ってくださいよ大地さん〜！！」









なんとか二人をこの場に留まらせたいらしく、しがみついている先輩。
縁下先輩なんてもう目が死んでいる。


ふと、日向が急に挙手をした。









「おそらく！！田中さんのカッコよさに皆が気づいてないんですよ！！！」

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