囚われの少女 弐 【鬼滅の刃】

番外編 迷い猫 ページ41

どうも

作者でございます。


1の投票が多かったので、幼少期の作品をupしていこうと思います


入試が終わったら本編を更新するような感じかな〜…


しばらくおつきあいくださいorz

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今日はあいにくの雨


外では遊べない


父上はお仕事があるらしい



｢A、何をしているんだ？｣


兄上が紙風船を持ってこちらに歩いてくる


｢今日は外で遊べないな…
そうだ!!Aも紙風船で遊ぼう!!｣


すると庭に何かが動いた


とっさに兄上の袖を強く握る


何かいる


｢A、ここで待ってろ｣


兄上は庭に出て、何を抱えてこちらに戻ってくる


ﾆｬｰﾝ


『…猫？』



兄上が抱えていたのは猫だった


真っ白な毛


ずっと雨にあたっていたのかはわからないが、体が震えている



｢泥で汚れているな…
風呂を沸かそう!!｣



母上に手伝ってもらい、お風呂を沸かした


母上は何故お風呂を沸かそうとしたのか疑問に思っていたが、何も聞いてはこなかった



私達はお風呂で猫の体を洗う


昔、猫は水が嫌いと聞いたことがあるけれど何も逃げたりしなかった



『猫ちゃんゴシゴシ〜
綺麗になーれ!!』


石鹸で丁寧に洗う


兄上も一緒に洗ってくれる



しばらく洗うと、猫の毛はさらに真っ白になって美しかった


『凄い〜ふわふわ!!』

｢かわいいな!!｣


二人で猫を撫でる


凄いゴロゴロいってる



その後、雨が上がったあと猫を外に出すとどこかに走り去ってしまった

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