囚われの少女 弐 【鬼滅の刃】

囚われ 陸拾玖 ページ35

今日は機能回復訓練を休んで甘味処に蜜璃ちゃんと一緒に行くごとになった


そして、蜜璃ちゃんの隣に伊黒さん…

え？伊黒さん？


伊黒さん!?



『伊黒さん、いつから一緒にいましたっけ？』

｢5秒程前からだが｣


あ、そりゃ気がつきませんね


｢ったく、鬼舞辻に狙われているお前が甘露寺と二人きりだなんて甘露寺に何かあったらどうするんだ…ﾈﾁﾈﾁ｣


出ました、伊黒さんお馴染みのﾈﾁﾈﾁ


てか、蜜璃ちゃんに何かあったらって…


私の心配はしてないのかな？

え、それちょっと悲しいよ



｢ほら!!早く行きましょ!!｣


私の手を蜜璃ちゃんが握って走る

それを見ている伊黒さんの目が恐ろしい


女の子同士だからいいでしょ!?





しばらく走って到着した甘味処


お客さんは少なかった


｢この時間はお客さんが少ないから、ここを選んだの!!｣


早速、おばちゃんに蜜璃ちゃんは桜餅を三十個注文した


おばちゃんもビックリだね


こんなかわいい子が桜餅を三十個注文


私はみたらし団子を二つ注文した


伊黒さんは食べないらしい


来た意味って…





しばらくすると、おばちゃんが持って来てくれた


｢『いただきます!!』｣


みたらし団子を一口食べる

頬っぺたが落ちそう


久しぶりの甘味は最高だね



｢美味しそうに食べているAちゃんは本当にかわいいわ!!｣

『んっ…ありがとう!!』


危ない

団子を喉に詰まらせるところだった




ふと、遠くを見ると


『あ、悲鳴嶼さん!!』




悲鳴嶼さんが片手にスイカを持って歩いていた

囚われ 漆拾→←囚われ 陸拾捌

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す