囚われの少女 弐 【鬼滅の刃】

囚われ 肆拾玖 ページ11

目を覚ますと、師範が私の背中を擦っていた


｢おはよう。
よく眠れたか？｣

『はい』


スッキリした


怖い夢を見なかった


師範がいると落ち着く


兄上がいると落ち着く



｢A…｣


私の名前を呼ぶと軽く唇と唇が触れる

一瞬のことで、接吻と考えつくのに時間がかかった


すると師範は股がって私の服のボタンを丁寧に外していく


ボタンを外され、見えるか見えないか

乱れた服装


恥ずかしくて横を向くと顔を師範と目が合うように正す



『師範…』


今までの中で一番深い接吻をする

師範の顔が赤い


でも、私の方が赤いだろう


師範の舌が私の舌を巻き付く


師範の舌が動く度に私は甘い声を出す



『ｱｯ…ﾔﾝｯ…ﾊｯ…』


数十秒後、やっと師範の口が離れる


体がとろけそう


氷のように溶けてしまう



師範は私の服をさらに脱がそうとすると




｢はい、そこまでですよ｣


手を二回叩いて部屋の扉の前に





胡蝶さんが立っていた

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