囚われの少女 弐 【鬼滅の刃】

囚われ 肆拾 ページ2

再び三手に別れた私は鬼の後を追いかける



鬼はも三手に別れたらしい



足の速さだけは柱を越える私の視界に鬼が映った


呼吸を使わずに斬りかかる


だが、鬼は避けて腕だけ斬れる


さっきの黄色の髪の毛の子だ



｢迎えにいかなくてすんだ。
ありがとう｣

満面の笑みを浮かべる鬼


気持ち悪い


｢早く来ればいいのに…｣

『嫌だ』


刀を構える



｢肋だけじゃ無理か…｣


血鬼術 毒沈の刃(ﾄﾞｸﾁﾝﾉﾊ)



太い針が飛んでくる


私はその針を真っ二つに斬る


『あなた、名前は？』

｢沙黄｣


『沙黄、あなたは人を多く殺したのでしょ？
もう、罪を重ねるのをやめなさい』


沙黄を睨む

鬼に対して言うのもアレだが
救われてほしい


罪を重ねずに

人を殺したから確実に地獄へ行く


それでも、軽い刑にしてほしいから



｢うるさい!!｣

毒針を飛ばす


それを避けて攻撃をするため刀を強く握る


私が地獄へ送る




炎の呼吸 玖の型 煉獄




鬼の首は一瞬にして宙を舞う




｢ごめんなさい、鬼舞辻様…
後は頼みます…｣



そう言い残し、消えていった

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