＿＿ Love weather.33 ページ33
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全てを話した後、永瀬さんは…
決まりが悪そうに ぎこちなく微笑んだ。
その表情に、胸がきゅぅと締め付けられる。
『 そうだったんですね、 』
なんだか私まで恥ずかしくなってしまって
上手く返事が出来なかった。
廉「 なんか、流石に恥ずいわ…笑
あんま、こっち見んとって… 」
口の端を巻きながら、目を泳がせる。
ずっと永瀬さんが私の事を見ていたんだと思うと、恥ずかしいのと嬉しいので よく分からなかった。
大きく息を吸うと
幸せで肺が膨らんだ。
「 それって…保健室に居着かせたのが
私って事になりますか…？ 」
永瀬さんは、数回瞬きをして、私を凝視した。
“ そこなん？ ” って。
瞳の奥を見る視線に、はｯ と気付く。
『 …え？そこって…ぁ、なんかもう、
自分でもよく分かんなくて…ごめんなさい、 』
廉「 あｯ、いや…別に謝らんで！
色々言ってしもた俺も悪いからな 」
あんまりにも沢山の事実が脳内に流れ込んできたから、遠回しの告白の存在を忘れていた。
永瀬さんは私を見据えて、
廉「 俺は、Aちゃんの事が好き 」
静かに、水の流れるような声が保健室に回った。
呼吸と心拍数が不協和音を奏でて、永瀬さんへ向いていた焦点が上手く合わなくなってしまった。
彼の台詞が、鼓膜を支配する。
耳から入った刺激が、
全身を謳歌した。
廉「 やから、バスケも続けて欲しい 」
次に彼の声で紡がれた言葉は、想像を上回った。
廉「 俺、Aちゃんがいちばん輝いてる
バスケ姿が、一番好きなんよ 」
窓の縁から身体を離した永瀬さんが、愛おしそうに瞳を潤わせながら こっちに近づいてきた。
“ あかんかな？ ”
そう言って私の手を握る。
その目に惹き付けられて頷く事しか出来なかった。
私が頷くと、永瀬さんは嬉しそうに瞳を細めて、熱くなった その手のひらを私の頬に添えてくる。
廉「 大好きやで、A 」
最後に艶っぽく微笑んだ後、
唇にキスをした。
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あぐた。(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます。afterstoryは今、下書きをしておりますので、しばしお待ちください！ (2020年1月28日 22時) (
レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます！やっと付き合った2人のラブラブなafterstoryも気になります！ (2020年1月28日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - 箱推しティアラさん» コメントありがとうございます。更新、頑張ります！ (2020年1月25日 1時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ(プロフ) - おもしろいし、この作品好きです！読みやすいですよ。更新頑張ってください！ (2020年1月25日 0時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - さちままさん» コメントありがとうございます。ただ書いているだけで全然語彙力や文章力が無いので…そのように褒めて頂ける事、とても光栄です！ (2020年1月22日 18時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぐた。 | 作成日時：2020年1月19日 19時
