＿＿ Love weather.18 ページ18
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バランスが崩れた身体は、地面に落ちる。
どさｯ と数センチ滑るように転んだ私は、捻った痛みと 地面との摩擦による擦り傷の痛みに苛まれた。
背中に、冷や汗が吹き出す。
鼓動が脈を打つ度に痛む足を無理に動かそうとする。
でも、痛すぎて
動かす所では無かった。
せっかく、あと一点って所まで頑張ったのに、
これでは不戦勝扱いにされてしまう。
と、その時、
廉「 大丈夫？歩ける？ 」
何の前触れもなく現れた永瀬さんに手を握られた。
なぜか客席が湧く。
怪我してるって言うのに、
イケメンの登場に騒がないでよ。
『 大丈夫です、あの…歩けますから、 』
廉「 えーの、肩借りとき？ 」
手を離そうとしたら、今度は腕を肩に回されて。
永瀬さんと距離が近くなった。
捻挫した方の足を引きずりながら、永瀬さんに肩を借りるなんて申し訳ないなと 彼について行く。
保健室に向かっているんだろうと分かった。
コートを出る時に
気が気でなさそうな優太の姿が見えて、
大丈夫だよとグッドサインを送っておいた。
私の歩くスピードに合わせて ゆっくり進んでくれる。
“ 慌てんでええからな ” とすぐそこから声が聞こえた時は、頭の中が慌ただしくもなったけど。
＿＿
廉「 ほい、ついたー 」
『 ありがとうございます… 』
保健室のベッドに、私を座らせてくれる。
膝を見ると血が垂れていて、
コートで引きずっちゃったんだ…と。
“ えーと、 ” と私の怪我の状態を見て、必要なものを用意して 持ってきてくれた永瀬さん。
まるで養護の先生みたい。
廉「 あ〜、痛そ…見とるだけで痛いわ 」
『 ですよね…私も痛いです、 』
廉「 はははｯ、そりゃそうやろ 笑
怪我しとるんはAちゃんなんやから 」
永瀬さんは次々と、手際よく手当をしてくれる。
消毒は痛かったけど、
あっという間に手当は終わった。
テーピングの時のように、器用に巻かれた包帯。
膝用の大きな絆創膏も上手に貼られていた。
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あぐた。(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます。afterstoryは今、下書きをしておりますので、しばしお待ちください！ (2020年1月28日 22時) (
レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます！やっと付き合った2人のラブラブなafterstoryも気になります！ (2020年1月28日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - 箱推しティアラさん» コメントありがとうございます。更新、頑張ります！ (2020年1月25日 1時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ(プロフ) - おもしろいし、この作品好きです！読みやすいですよ。更新頑張ってください！ (2020年1月25日 0時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - さちままさん» コメントありがとうございます。ただ書いているだけで全然語彙力や文章力が無いので…そのように褒めて頂ける事、とても光栄です！ (2020年1月22日 18時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぐた。 | 作成日時：2020年1月19日 19時
