検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:161,925 hit

__ Love weather.17 ページ17

.








入学当初から同じクラスで。








優太とは席も近かったという事もあって、
割と一緒に行動する事は多かった。








部活が同じバスケ部だって分かった時には

もう既に、幼馴染みたいな距離だった気がする。








でも、よく考えてみれば…








全然知らなかった相手と ここまで行動を共にするようになるなんて、珍しい事なのかもしれない。








それもこれも、
優太がフレンドリーだったから、

特別 奇矯な訳では無かった。








『 一緒にいた方が楽しいから、かな? 』

海人「 うわっ、それめっちゃ言ってみたい! 」



優太「 かーいーとー。
 そろそろ試合始まるから静かに 」


海人「 はぁい… 」








盛り上がり始めた海人くんを鎮めると、
試合開始コールを待つ。








__ ピィィィッ…








審判のホイッスルによって、試合がスタートした。








__








それから順調に対戦は進んでいく。








そして四試合目。
私の出番がやってきた。








行ってくるねーと優太と海人くんに手を振る。








応援のメッセージを貰った直後、アナウンスで私と対戦相手の名前が放送されて 緊張が走った。








力強くラケットの持ち手を握り込む。








客席を見ると 海人くんが笑顔で手を振っていた。








フェンスから身を乗り出しそうになっている海人くんを、困り顔で後ろから引っ張っている優太。








それを見ると、体の力が抜けてしまう。








もー、何やってんの…
あの二人、笑








審判が私と相手の顔を確認してボールを渡す。








ホイッスルを口に咥えた審判が、
得点係と目を合わせると 思い切り音を鳴らした。








客席から声援が飛ぶ中、

バスケ部ならではの身体能力と体力を活かして

差を広げ、相手を圧倒していく。








球技大会では正式ルールではやらないから、1セット取ってしまえば 私の勝ちは確定するはず。








あと一点でセットが取れる、
そう油断した時…








ラインギリギリに返ってきたボールを返そうと

無理して切り返したのが悪かった。








思い切り、足を捻ってしまった。








.

__ Love weather.18→←__ Love weather.16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (214 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
837人がお気に入り
設定タグ:永瀬廉 , 岸優太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あぐた。(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます。afterstoryは今、下書きをしておりますので、しばしお待ちください! (2020年1月28日 22時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます!やっと付き合った2人のラブラブなafterstoryも気になります! (2020年1月28日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - 箱推しティアラさん» コメントありがとうございます。更新、頑張ります! (2020年1月25日 1時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ(プロフ) - おもしろいし、この作品好きです!読みやすいですよ。更新頑張ってください! (2020年1月25日 0時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - さちままさん» コメントありがとうございます。ただ書いているだけで全然語彙力や文章力が無いので…そのように褒めて頂ける事、とても光栄です! (2020年1月22日 18時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あぐた。 | 作成日時:2020年1月19日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。