＿＿ Love weather.13 ページ13
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その日の昼も、永瀬さんはやってきた。
いつも通り、私の横に どしｯ と座って、コンビニで買ってきたのか 惣菜パンをもぐもぐと食べる。
片手には毎回、同じ紙パックがあった。
そんなに好きなのかな、
あのジュース。
私はパンをかじりながら、紙パックをチラ見した。
パッケージには、
可愛らしい男の子の絵が書かれていて。
コーヒー飲料と記されていた。
コーヒー飲料って事は…カフェオレ的な感じか。
なんか、永瀬さんなら飲んでそうなイメージがあったから、そこまでの誤算と言う訳では無かった。
でも、パッケージが
思ったよりも可愛らしくて。
つい “ ふふｯ ” と笑ってしまった。
それに気づいた永瀬さんが、こちらを向く。
またも美しい顔を斜めに傾げて
数回ほど瞬きをした。
廉「 なんかあった？ 」
『 いえ…紙パックのパッケージが
可愛いなと思って 笑 』
紙パックを指さして告げれば、納得した顔をする。
“ 可愛いやろ？ ” と嬉しそうに言って、
紙パックを顔の横に持っていくと
パッケージに乗っている男の子の真似をした。
にーｯ と笑う。
似てないけど、可愛い事だけは伝わった。
イケメンなのに お茶目で 気遣いも出来るとか、弱点無さすぎて どの男も勝ち目ないじゃん。
本物の王子様じゃん。
なんて考えていると、
突然 優太が永瀬さんに聞いた。
優太「 永瀬さんは球技大会、出るんすか？ 」
廉「 俺は出ーへんよ、保健室役 」
理解は出来ないけど、
何故か 胸を張る永瀬さん。
多分、保健室役というものに誇りを持ってるんだ…
適当だけど。
ただ単純に球技大会が面倒くさい、
という可能性だって無きにしも非ずだし。
保健室役っていう言葉が合っているのかすらも怪しいけど、本人がそういうんだから そうなんだろう。
永瀬さんと優太が、
少しずつ砕けていく様子を見るのが楽しくて、
何よりも嬉しかった。
二人の間にいる私だけの特権だから。
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あぐた。(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます。afterstoryは今、下書きをしておりますので、しばしお待ちください！ (2020年1月28日 22時) (
レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます！やっと付き合った2人のラブラブなafterstoryも気になります！ (2020年1月28日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - 箱推しティアラさん» コメントありがとうございます。更新、頑張ります！ (2020年1月25日 1時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ(プロフ) - おもしろいし、この作品好きです！読みやすいですよ。更新頑張ってください！ (2020年1月25日 0時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - さちままさん» コメントありがとうございます。ただ書いているだけで全然語彙力や文章力が無いので…そのように褒めて頂ける事、とても光栄です！ (2020年1月22日 18時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぐた。 | 作成日時：2020年1月19日 19時
