＿＿ Love weather.30 ページ30
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＿＿ あれからというものの…
バスケをする事に恐怖心を抱くようになった私は、部活にも行かず、授業終わりは直帰していた。
バスケから逃げる。
それしか考えつかなかった。
ボールをつく音も、ブザーの甲高い音色も
もう二度と聞きたくなんかなかった。
授業中も、休み時間も…
優太は私を気にするように
ちょくちょく こちらを見てくるけど。
私は優太に甘えないよう、極力目を合わせなかった。
これ以上 甘えてしまうと、
自分が壊れるという一松の不安があったから。
ズレている事は分かっていた。
おかしくなっている事には気づいていた。
でも、そうでもしないと常に不甲斐ない自分が見えてしまって、全てから逃げる形となった。
そんな時…
優太「 …大丈夫か、お前」
痺れを切らした優太が、ついに話しかけてきた。
私は大丈夫だと否定しつつも
帰る準備を、いそいそと終わらせていた。
優太「 ちょっと 」
帰ろうとした私の腕を優太が掴む。
その目には悲しい色があった。
“ 今から帰るんだけど… ” と睨みつけると、優太は髪を掻きむしって やけにぶっきらぼうに言った。
優太「 お前のせいじゃねぇだろ 」
それは、大会の事だったと思う。
優太「 一回、永瀬に会ってこいよ。
心配で夜も眠れないってうるせぇんだよ 」
…え、
永瀬さんが？
一瞬、気持ちが明るくなった気がした。
永瀬さんと聞くだけで、
心が浮つく感じがする。
優太「 俺は言ったからな 」
優太は釘を刺すように私の事を指さすと、大きな鞄を肩をかけて 部活へと行ってしまった。
…とりあえず、永瀬さんに会おう。
というよりか、
会いたい。
保健室に向かう時だけは、帰宅の事を忘れていた。
もしかしたら、私…永瀬さんの事が…
そう思い、心の中で否定する。
部活が始まる音が聞こえた。
.
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あぐた。(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます。afterstoryは今、下書きをしておりますので、しばしお待ちください！ (2020年1月28日 22時) (
レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます！やっと付き合った2人のラブラブなafterstoryも気になります！ (2020年1月28日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - 箱推しティアラさん» コメントありがとうございます。更新、頑張ります！ (2020年1月25日 1時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ(プロフ) - おもしろいし、この作品好きです！読みやすいですよ。更新頑張ってください！ (2020年1月25日 0時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - さちままさん» コメントありがとうございます。ただ書いているだけで全然語彙力や文章力が無いので…そのように褒めて頂ける事、とても光栄です！ (2020年1月22日 18時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぐた。 | 作成日時：2020年1月19日 19時
