僕……女の子です。part2

学園生活51日目 ページ19

天月side


「天月。今日の放課後話があるから来てね」


そう言われたのは昼休み

そして今は昼休みが終わった5限目


……正直授業なんて頭に入ってこない

ぼんやりとした頭で黒板に板書されている文字をノートに書き殴ってく


……これ後でわかるかな？

わかんなかったら歌詞さんに聞こう

そう思いながら先程言われた言葉を思い返す。


放課後。


何を言われるのだろう？


もしかして話しかけようとして辞めることがキモかったとか？

……ありえる……


話しかけようと「A」と口に出すもあの顔を見たら頭が真っ白になってしまう。


そっとAの方を見る

僕の席より前に座り真面目に授業に望む怜が見える

可愛いなぁ、好きだなぁ

なんて思うが口には出さない。


ほんとに何言われるんだろう……

もしかして告白かな？


……それは無いか。

だってあの顔立ちは告白をしようとしている女子じゃないもん。

何回かされたことがあるから分かる


みんな頬を赤らめながら必死に「好き」を伝えるんだ。


……まぁ見事に断ってきたんだけど。



ボーッとしてたら隣に座るまふくんからツンツンされた

ちらりとそちらを見るとジトーっと効果音が着きそうな顔をしていた

天「……どうしたのまふくん？」

小声でそう尋ねると

ま「Aの方見すぎ！」

と怒られてしまった。そんなに見てたか？？

一応ごめん。と謝ると「ふんっ！」と言いながらそっぽを向いてしまった。

……あざとい



ってか待てよ。呼び出されるということは重大なことだよね？？

……もしかして……嫌いとか？？


待ってそれは泣くよ！？好きな人からの嫌いって1番ダメージでかいからね！？

天「……怖ァ」

放課後行くの怖い。切実に行きたくない。

そう考えてると


先「お？天月暇そうだな。I fell in love with your eyes翻訳してみろ」

天「え！？え、えーっと……」


やばい。全然分かんない……

ってか混乱してさらにわかんないんだけど！？

って思ってると

「分かった！【貴方の瞳に恋した】だ！！」

と声が聞こえる

先「如月〜お前合ってるが今天月に解かせようとしてたんだぞ〜！」

「えっへへwごめんごめん先生ww分かったのが嬉しくてw」

そう言うクルッとこちらを見て口パクで

「ばーか」

と言うとニヤリと笑ってまた前を向く。


ダメだ……好き過ぎて辛い……


ま「きっもっ」←

天「聞こえたからね？」←

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