廿 ページ23
「一年がたった3人って少なすぎねぇ？」
「じゃあオマエ今まで呪いが見えるなんで奴会ったことあるか？」
「……ねぇな」
「それだけ呪術師って職業が少数派なんだよ。フツーにね。だから万年人手不足」
久しぶりの東京、原宿駅で待ち合わせをしていた。人多いなぁ…マジで仙台恋しくなってきた。
今年の一年生は3人らしい。高専だとフツーの事だが、フツーの高校に通ってた虎杖からしてみればかなり新鮮なのかもしれない。
「悪い、俺トイレ行ってくる。アイツ来たら先に例の場所行っとけって伝えておいてくれ」
「例の場所？」
「あぁ。多分それで通じんだろ」
トイレというのは建前で正直、アイツと出かけられる気がしなかった。場の空気を気まずくする自信がある。現場の感覚を思い出させるために俺を引っ張ってきたわけだし、目的地で落ち合えばなんの問題もない。
ちなみに俺の新しい職は“呪術高専の古語教師”らしい。古典じゃなくて古語である。呪術ともなると古い文献を漁ることが多くて、古語の解読とかも出来て損は無い。
ただ、フツーに面倒くさく、体育会系の脳筋多めな呪術師は基本この作業は嫌いである。というかほとんどの人間は外国語の本を永遠と和訳するだけの作業なんて好まないだろう。
まあ俺は闘いで才能を見いだせなかった分、そっちの分野に重点を置いてたからこの職になったんだろうけど。
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憐夏 - 好き めんどくさい兄弟関係って尊すぎる！ (2021年2月25日 20時) (
レス) id: 1ae87684b0 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 伏黒の立ち位置が好きです。そして唐突に登場した歌姫も……好きだぁ。更新頑張ってください！ 続編行ってきます！ (2021年2月7日 3時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
るりあ(プロフ) - 800個目の星はもらったｯ!! 好きです。更新頑張ってください。 (2021年1月31日 11時) (レス) id: d87d5c1f37 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - ああああああああぁぁぁ最高応援しておりまする！！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: adf56d1812 (このIDを非表示/違反報告)
りく(プロフ) - すっっっっ…………………………っきです。更新頑張って下さいまし！！ (2021年1月24日 20時) (レス) id: 4c715eefda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月
| 作成日時：2020年11月25日 1時
