《夜空とキミ》 ページ1
ワタシ…Aがポップスターに迷い込む前の話。
ハルカンドラで唯一、同じ遺物の研究者として活動しているマホロアとワタシはローアの修復作業に追われていた。
『ハァ。思ったヨリ損傷がヒドイ。』
そうこぼすと、マホロアは引き攣った笑みをこちらに向けた
「コノ船を壊したノハ誰だったカナァ？」
『ご、ゴメン。』
徹夜が続いたからか、マホロアはやや苛ついている様に見えた。
元はと言えば、ワタシがマホロアの使う魔法を真似したからだ。
マホロアみたいに球が出せたら、と思って彼の動きを真似して遊んでいたのだ。
まぁ、大爆発を起こしたのは言うまでもないが。
『キミみたいに、魔法の球が出せたらな、ッテ。』
「…
キミには何十年掛かってもムリだろうネェ。
クッククク。」
冗談なのか本気でそう思ってるのかが分からず、なんだか不安な気持ちになった。
『…ソッカ…』
しばらく無言で作業をしていると、突然マホロアが切り出してきた。
「アー、息苦しいナァ。
ネッ、息抜きでもシナイ？？」
ハートマークが付きそうな可愛らしい感じで問い掛けてきた彼に、少し驚いた。
『ウン。
珍しいね、ドウしたノ？』
ワタシの問いには答えず、さっさと船外に行ってしまった。
後から付いていくと、外は、珍しく雲が晴れて星空が見えていた。
『ア…アノ星、知ってる！
資源が豊かで、空が青くて…』
「ポップスター？
…アソコには、カービィってイウ皆のヒーローがイルんだってネ。
食いしん坊で、オヒトヨシで、それでも星の危機を救ってきた、星のカービィ。」
『物知りダネ！
イイな、ソコ住んでみたい…』
ここまで来てやっと、マホロアがワタシの為に外に連れ出してくれた事を悟った。
マァ、マホロアの暇潰しってだけかもしれないけど、それでもワタシは嬉しかった。
『マホロア、ありがとうネ。』
「キュウにドウしたの。」
『マホロアとは、ずっと信頼出来るナカマでいれるかナァっ、テ。』
そう言うと、機嫌を取り戻したのか、楽しそうに「…ウレシイヨォ！」と言い、船内へと戻っていった。
それもどこか引き攣っていた様に見えたが、ワタシをここに置いておいてくれるのだから、それもどうでも良かった。
「…仲間、ネェ。」
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ステラテス(プロフ) - 東方&カービィラブさん» こちらまで見て下さっていたとは！ご報告ありがとうございます、嬉しい限りです。 (2018年7月14日 22時) (
レス) id: 6d5110580c (このIDを非表示/違反報告)
東方&カービィラブ - ステラテスさん» 反対にはなってないですよ、大丈夫です！マホロア上手ですね。更新頑張ってください、応援しています！ (2018年7月14日 18時) (レス) id: 17342e30fb (このIDを非表示/違反報告)
ステラテス(プロフ) - なってませんでしたね (2018年7月14日 11時) (レス) id: 6d5110580c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラテス | 作成日時：2018年7月6日 23時
