体育祭開催！！！ ページ13
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「整列しろー」
『あーい』
やって参りました体育祭。
別に頑張る気は無かったんで飛ぶように日が過ぎていってほぼなんも覚えてない。
だから委員長に整列しろって言われても緩い返事しか出来ない。
取り敢えず心操と出久と勝己を応援すんのは確定。
他は可愛い子見かけたら応援しよっかなーって思ってる。
「色！ボーッとすんな！」
『あーい』
ボーッとしてんじゃなくて考え事してるんだよ。
口に出したらボコボコに殴られそうだから黙っとく。
なんかクラスメイトの私の扱いが雑なんだよね。
「A顔ブスだよ」
『えめっちゃ悪口じゃん』
「嘘つけないタイプなんだ」
『つこうという努力して欲しいんですが』
まぁこんな感じよ。
女友達に言うセリフか？それ。
なんで皆私の事は貶しても大丈夫みたいな空気作ってんの？
「アンタはいつも通り気の抜けた顔してくれるから助かるよ」
『お前のせいだな？』
絶対心操が私の事貶してんの見て「あっ、良いんだ」って思っちゃったんじゃん。
最悪だ。
応援すんの辞めようかな。
「行くぞ」
予定通り入場したけど観衆の目線はヒーロー科に釘付け。
特に敵の被害に遭ったA組が注目されてるらしい。
C組ナメられてるっぽくてウケるんですけど。
『うわ、』
ミッドナイト先生色気がすごい。
流石は18i禁ヒーロー。
男子高校生への攻撃力エグいな。
これは流石の心操も動揺してんじゃないのって思って後ろ見たら全然表情変わってなかった。
何だよ急に後ろ向いた私が馬鹿っぽいじゃん。やめてよ。
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作者名：N | 作成日時：2023年4月1日 17時
