私の犬夜叉の小説の主人公がブラック本丸の審神者になるそうです。 (ページ9)

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涙は嬉しさの証。ページ9

noside

粟田口から言われた言葉に、朔夜は目を見開いていた。
そして、下を向いてしまった。
鯰尾と骨喰が駆け寄って、顔を除きこむとぎょっとした。
朔夜の頬には涙がつたっていた。
短刀達も駆け寄り、朔夜に様々な言葉をかけている。
一期に大丈夫ですか？と言われると、顔をあげた。

朔「違うの・・・悲しいんじゃなくて、嬉しいの・・・・こんなに感謝されたのは久しぶりで・・・」

朔夜はこう言った。
皆が少し、遠慮がちに朔夜に屈んでと言った。
朔夜が言われたとおりに屈むと、皆は頭を撫でた。
朔夜は妙な安心感ができて、少し微笑んだ。

乱「あ！あるじさん笑った！」
鯰「笑った顔の方が綺麗ですよ！」
薬「ん、そうだな。」

朔夜は少しきょとんとしていたが、すぐにまた笑い顔になった。
皆、朔夜を見て笑った。
一期もつられて笑い、庭は粟田口と朔夜の笑い声が響いた。

朔「さて、もう夜だから早く離れに帰らないと。」
鯰「主さん、もう行っちゃうんですか？」
朔「安定待たせてるし。」
安「あ！主～！帰ってくるの遅くて、迎えに来ちゃったよ！」
朔「お、安定。粟田口が仲間になったよ！」
安「ほんとに！？すごい！」

朔夜は少し微笑むと、何かに気づいたように辺りを見回した。
乱「どうしたの？あるじさん。」
朔「今、安定と同じ位の人がいたんだけど・・・」
安「それって、どんなだった？」
朔「黒い服装で分からなかったけど、髪を一つに縛ってるのは分かった。」
一「もしかして、加州殿かもしれません。」
安「でも、清光は折れたって・・・」
一「はい、そのはずですが・・・・」

朔「とりあえず、帰りましょう。」
安「分かった。またね、皆。」

こうして、一日目にして安定と粟田口を味方に着けた朔夜だった。