私の犬夜叉の小説の主人公がブラック本丸の審神者になるそうです。 (ページ4)

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受け止めたい痛みページ4

朔夜side

こんのすけから説明を受けてる間に、本丸に到着した。
辺り一面に禍々しい神気が漂っている。

ーーー気分が悪い。
付喪神の汚れた神気。
最悪なほどに気分が悪い。

政府の者共は帰り、こんのすけも一時帰った。
今は私一人。

本丸の審神者部屋に案内してもらい、そこで呑気にくつろいでいる。
こんのすけの話によれば一番酷いのは三条組らしい。一番ましなのは粟田口。
・・・他の奴等はどうなんだ。

その瞬間、殺気を感じて即座に身を翻すと、そこにはあさぎ色の羽織を着た青年が刀を振り下ろしていた。私に振り下ろしていたんだろうな、たぶん。

？「チッ・・・人間め・・・避けるな！」

そんなことを言われましてもー。
さっきから振り下ろされている刀を私はひょいひょいかわしている。

チッ・・・・こいつ面倒だな。

すると、いきなり横から刀が迫ってきた。
私は腰から月光刃を抜いて、刀を受け止めた。

？「なっ・・・刀！？」

金属が交わる音がして、軽く宙返りをした私は、刀を構え直した。

朔「・・・・あんた、何で私を殺そうとする？」
？「人間なんて嫌いだ。」
朔「全く、それだけで殺されそうになるって、私ついてないな(笑)・・・・しかし見くびられたものだなぁ。刀じゃ私を殺せないよ！」
？「なっ・・・なんだあれ！？」

私は月光刃に妖力と霊力を纏わせた。
だが、そんなのは一瞬でやめた。

私は青年に近寄った。
青年は刀を構えているが、そんなものはお構い無し。

青年の額に指を当てた。
様々な気持ちが流れ込んでくる。

朔「お前・・・仲間を折られたのか？」
？「ッ・・・それがどうした！」
朔「清光が折れた。アイツが憎い。人間が嫌いだ。そんな気持ちが流れてくる。」
？「お前、心を読んでるのか！？」
朔「こんなの、烏天狗の基本中の基本。神通力さ。」

私は青年を抱き締めた。
青年は抵抗しているが、そんなのお構い無し。

朔「仲間が死んでから辛かっただろう・・・。もう我慢しなくていいんだ。全部吐き出せ。私が受け止める。」
？「うっ・・・うっ・・・・清光ーーー！」
青年の声が審神者部屋の中に響いた。
私は青年の背中をさすっている。
青年は泣いている。
私は抱き締めて、背中をさすっている。

仲間を失った痛みは私も知っている。
だから、この人の痛みが少しでも和らぐように・・・