私の犬夜叉の小説の主人公がブラック本丸の審神者になるそうです。 (ページ11)

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この歌声、届け(朔夜side&安定side) ページ11

朔「はっ・・・夢、か。」

何故か夢じゃない気がした。
とても暖かくて、優しくて。
それで・・・懐かしくて。
それに、もらった紙袋が枕元にあった。
やっぱり中には懐かしい青緑の着物が入っていた。

いつの間にか頬に涙がつたう。
犬夜叉達に会いたい。
今すぐ。
でも、それはかなわない。
今はこの本丸を救うんだ。

私は外に出た。
まだ夜が明けない、暗い空。

私は屋根の上に登った。
少し肌寒く、体を揺らす。

朔「せめて・・・この歌声だけでも届いたら・・・・」

安定side

主から早めに起こして、と言われたので離れの方に向かう。
やっぱり春と言えど少し肌寒い。
主、風邪ひかないかな？

離れの近くに来ると、何か声が聞こえた。
主の声。歌ってるみたい。

朔「♪～♫～」

離れまで駆け足で行くと、主は屋根の上で歌ってた。

朔「この世界不変あるとするならば華鳥風月穏やかで懐かしいもの・・・」

そんな主の歌に合わせて、日が昇ってくる。
主は僕に気づいた。

朔「お、安定。おはよう！」
安「おはよう、主。」

挨拶をしたあと、粟田口の人達がやって来た。
みんなに、おはよう！と声をかけた主の顔は、やけにすっきりしていた。

主は今日もこの本丸を救うためにいろんな事をする。
僕らはそれを手伝う。

ーーーーーー主の為に。