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1 . 孤爪研磨の恋煩い ページ2
夏の爽やかな風に、君の黒髪が揺れた。
ふと、振り返った先に君がいた。
自分と同じ格好のマネージャーと話していて、こっちは見ていないけど。
可愛らしいツインテールが、ふわふわ風に揺れている。
君が、こっちを振り返った。
青っぽい黒色の瞳が、こちらをじぃっと見つめている。
にこり、と微笑んだ。
柔らかな微笑みが、どうしようもなく綺麗に見えて。
何故か、顔に熱が集まっている。
思わず顔を逸らした。
「 なに、あれ 」
心臓が、うるさい。
ドキドキする。
なんで?
分かんない。
「 この気持ちの名前は、なんなの 」
ぽつり、呟いた。
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