検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:467 hit

#1 <最悪> ページ3

僕の物語は、最悪のケースで始まる。


元々、僕の父親は金持ちだった。
女をかき集めて己の性 ,欲のままにする…最低な男。


そんな父さんが母さんに惚れたのには、時間はかからなかった。


美しい銀色の髪、深海色の暗い瞳。
父さんは一瞬で、惚れてしまったという。
母さんは確かに美人だった…アレさえ無ければ。



父さんは、何時からか精神が異常になっていった。
僕達を殴り、母さんは病気で入院した…



母さんの眠る顔には、痣がたくさん残った。
僕の身体にも、殴った痣があった。




家にいるときは、夜も眠れなかった。
刀を持って、気配がすればすぐ起きた…
たった、5歳の子供が。
いつ人生をこんなように狂わされたのだろう?




…母さんが亡くなって、暴力の標的は僕に向く。


酷く、血が出たのを覚えている。
赤い眼を、気持ち悪いト言われたことも。
思えば包帯は、その頃から着けるようになった。


着けてれば、災厄の子なんて言われなかった。


…だが、包帯を取り替えてるときに父さんが来て、酷く蹴られたり、殴られたりした。



痛い。





それだけしか考えられなかった。








ふと、左目と父さんの目があった。






その瞬間、父さんは_______

#2 <日常>→←#設定



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彼岸桜藍 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2018年11月3日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。